ウイグルの記憶を紡ぐ 千葉市における継続的な取り組みと人権啓発

2026/09/09
更新: 2026/09/09

2026年9月7日、日本ウイグル協会の田中サウト副会長らが千葉市を訪問し、千葉市長代理を務める市民局長へ親書とウイグルの歴史・文化、現在の人権状況が記された書籍を手渡した。この親書には、同年8月29日・30日に千葉市生涯学習センターで開催された「第2回ウイグルパネル展」の報告と、千葉市による後援へのお礼が記された。対応した市民局長は、イベントの成功を祝うとともに、ウイグルの文化や歴史、人権状況を知る大変有意義な機会であると評価した。

千葉市におけるウイグル人権問題への関わりは、2021年の取り組みにさかのぼる。千葉市議会では2021年6月、中国共産党政権によるウイグル人などへの人権侵害に対し、自由や基本的人権の尊重、法の支配が保障されるよう日本政府や関係機関に働きかけることを求める意見書を可決した。そして同年11月には、千葉市で初となる第1回ウイグルパネル展が開催された。

2021年の千葉市議会での意見書可決を主導し、7日の千葉市訪問にも同行した千葉市議の桜井たかし氏は、「第1回パネル展から約5年が経過したものの、残念ながらウイグルを取り巻く人権状況が大きく改善したとは言えない。だからこそ、一度開催して終わりにするのではなく、文化や歴史、そして現在起きていることを継続して伝えていくことに大きな意味がある。今回の訪問においても、市の関係者の中に2021年当時の取り組みを覚えている人が多かった」と述べ、継続することの大切さが改めて確認されたことを強調した。

現在では、千葉市の図書施設にもウイグル関係の書籍が配架され、市民が身近な場所でウイグルの歴史や文化、人権状況について知ることのできる環境が広がっている。

桜井市議は、「『知ること、伝えること、忘れないこと』を胸に、一回限りで終わらせず、これからもウイグルの今を多くの人に伝える機会をつくり続けていきたい。そのことが市民からも求められている」と抱負を述べた。

▶大紀元EPOCH TIMES JAPAN編集長 ▶「日本の思想リーダーズ」番組ナビゲーター 、「大紀元ライブ」番組ホスト。