イランは戦争に勝っているとは到底言えない
テレビやラジオ、ブログでは、米国は戦争に敗れた、あるいは敗れつつあると主張する評論家や、自称専門家の声があふれている。戦争がトランプ政権の予想ほど順調に進んでいないことは、ほぼ疑いない。また、11月の中間選挙までに米国が明確かつ完全な勝利を収められないことが、イラン政権にとって大きな勝利になると考えるなら、それは正しい。もっとも、そのような完全勝利を短期間で収める可能性は極めて低い。しかし、それは本当に、戦略面やその他の面でイランが戦争に勝っていることを意味するのだろうか。
歴史が示すように、敵に対してミサイルや無人機を発射する限定的な能力を維持しているだけでは、戦争に勝っているとは言えない。水路を限定的に支配する能力についても同様である。軍事力の低下、戦略的孤立、経済崩壊、地域秩序の再編という、いかなる合理的な基準で見ても、この戦争に勝っているのは米国である。この戦争は、ヒズボラを含むイランの代理勢力が1983年、米海兵隊施設をトラック爆弾で攻撃し、米軍人241人を殺害した後に行われるべきだった可能性が高い。
事実を見てみよう。米軍は、イランの通常海軍の圧倒的多数を撃沈するか、航行不能にした。米中央軍の元副司令官であるロバート・ハーワード退役海軍中将は、イランが海軍能力の80~90%を失ったと評価している。イラン最大級の艦艇の大部分が航行不能となるか破壊されたことで、イラン政府が実質的な海軍力を展開する能力は、能力の限られた少数のイスラム革命防衛隊(IRGC)の小型高速攻撃艇へと縮小し、その数も減り続けている。
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