中露艦艇 日本周辺で相次ぎ航行 統幕が4件公表 津軽・対馬海峡、奄美沖を通過
防衛省統合幕僚監部は9月14日、日本周辺海域で確認したロシア海軍艦艇3件、中国海軍艦艇1件の計4件の動向を相次いで公表した。津軽海峡周辺から鹿児島県・奄美大島沖まで、日本周辺の広い海域で各艦の活動を確認した。中国とロシアによる日本周辺での海洋活動が常態化している実態が、改めて浮き彫りになった。
統幕によると、9月11日正午頃、海上自衛隊は龍飛崎(青森県)の西約380キロの海域で、東進するロシア海軍のウダロイⅢ級駆逐艦(艦番号543)、ウダロイⅠ級駆逐艦(同564)、ドゥブナ級補給艦の計3隻を確認した。3隻は翌12日、津軽海峡を東進して太平洋へ進出した。駆逐艦2隻と補給艦1隻から成る編成は、太平洋方面での長期行動を見据えたものとみられる。
同じ11日午後には、長崎県・男女群島の南西約210キロの海域で、北進するロシア海軍ヴィシニャ級情報収集艦(艦番号208)が確認された。同艦は12日、対馬海峡を北東進して日本海へ向かった。
関連記事
宇宙の安全保障への懸念が高まる中、防衛省は小型ロケットの開発に向け、民間企業から研究提案を募集。宇宙空間にある日本の衛星が中国やロシアの「キラー衛星」に攻撃されたり、故障したりした際に、代替衛星を迅速に打ち上げられるようにすることが狙いだ
小泉進次郎防衛相とヘグセス米国防長官は10月28日、フィリピン中部セブで会談し、複数の分野での協力強化で一致した
日米共同統合演習「キーン・ソード27」が過去最大規模で実施。南西諸島に対艦ミサイルや長射程火力を展開し、宇宙・サイバー領域を含む全領域での連携強化を図る
元海上自衛隊幹部の山本勝也氏は20日、日本は米国と同盟関係にあるものの、中国(中共)が日本の沿岸領土で展開する「グレーゾーン」戦術への対応は、日本が主導しなければならないと述べた。
中共軍の無人機2機が10月19日、沖縄本島と宮古島の間を通過した。同区間の無人機通過の公表は今年度初。16~18日には艦艇7隻も通航し、20日も有人機の飛行が相次いだ。小泉防衛相は無人機への対応の必要性を強調した