2026年8月25日、北京の第2回世界ヒューマノイドロボット競技大会で障害物に衝突し、制御不能となって発火した人型ロボット(Lintao Zhang/Getty Images)

【分析】中国ロボット業界にバブルの兆候 相次ぐ経営破綻 架空受注の指摘

中国のロボット業界で、投資ブームと実際の需要との隔たりが浮き彫りになっている。大型契約を公表していた新興企業「無境動力」は賃金未払いと操業停止に直面。架空受注を疑う指摘も出るなか、人型から清掃・医療用まで経営難が広がっている。商用化の遅れと資金循環の問題から、バブル懸念の背景を探る。

身体で周囲を認識し行動する「エンボディドAI」を手がける中国の「無境動力」社の、賃金未払いと操業停止が発覚し、実質的経営者とも連絡が取れない。設立1年足らずで、契約と受注見込みは計約10億元(約237億円)と報じられていた。

業界関係者によると、中国ロボット業界では架空受注が横行し、需要は乏しい。この2年で倒産が相次ぎ、過熱していた市場のゆがみが表面化し、淘汰が始まった。今後2~3年で再編が進み、中堅・中小企業ははさらに苦しくなるとみられる。

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