中国山東省の工場に並ぶアルミコイル(STR/AFP via Getty Images)

中国アルミ各社が海外増産へ 2027年に世界で供給過剰の可能性

中国のアルミメーカーが、国内の生産能力上限を背景に海外進出を加速させている。公表済みの海外製錬事業は、計画段階を含め年間生産能力で少なくとも1500万トンに上る。モルガン・スタンレーは、新設備の稼働などにより、世界のアルミ需給が2027年に供給過剰へ転じると指摘している。

ロイター通信が企業の公表資料や政府への届け出を基に集計したところ、中国の投資家が海外で進めている、または計画を公表したアルミ新地金の製錬事業は、年間生産能力の合計が少なくとも1500万トンに上る。このうち、年間生産能力で約285万トンに当たる設備が建設中か、すでに稼働を始めている。これは、世界の既存設備の年間生産能力7378万トンの約3.8%に相当する。

アルミ新地金は、アルミナ(酸化アルミニウム)を電気分解してつくる金属アルミニウムで、アルミ製品の加工に使う重要な原料である。

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