中共の習近平とロシアのプーチン大統領(Getty Images)

米中ロ会談は中共の野望を後押しする

プーチン氏が、自らと習近平、トランプ氏による三者首脳会談の開催を提案した。中国共産党政権はこの三者首脳会談の実現に異論を唱えておらず、11月中旬に中国・深圳で開催するとの案も取り沙汰されている。

米露中、三か国の首脳が一堂に会する会談は、史上かつて例がない。それには相応の理由がある。この構想には、民主主義にとって看過しがたい落とし穴が、少なくとも十は存在すると考える。

第一に、中国での開催は、そのまま中共政権を利することになる。中国共産党(中共)は、プーチン氏によるウクライナ侵攻や、イランの対米戦争を陰で最も強力に支えてきた当事者でありながら、あたかも平和の仲介者、要石、調停役であるかのように振る舞うことができる。開催国となることで、北京は議題設定の主導権すら手にするのである。

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