トマトは栄養が豊富で、野菜として料理に使えるだけでなく、果物としてそのまま食べることもできます。自分で栽培すれば、家庭菜園の楽しさも味わえます。しかし、トマトを育てる際には病害虫の問題に注意しなければなりません。そうでなければ、良い収穫を得ることは難しくなります。ある専門家によると、トマトを特定の植物の隣に植えることで害虫被害を防ぎ、健康に育てやすくなるそうです。
英紙「デイリー・エクスプレス」の報道によると、トマトの株はアブラムシ、ハダニ(葉の汁を吸う非常に小さなダニ)、コナジラミなどの害虫に侵されやすく、これらの害虫は株を傷め、収穫量の減少を招きます。
なかでもコナジラミはトマトにとって深刻な害虫です。葉や茎の汁を吸うため、葉が黄変して縮れ、最終的には落葉してしまいます。害虫を完全に駆除するのは難しく、特に化学薬剤の使用を避けたい場合はなおさらです。
しかし、イギリスの園芸専門家アラン・ティッチマーシュ氏は、自身のYouTubeチャンネルで公開した動画の中で、コンパニオンプランツ(共生植物)を利用してトマトの害虫を遠ざける自然な方法を紹介しています。
コンパニオンプランティング(異なる植物を一緒に植えて互いに利益をもたらす栽培法)とは、異なる植物を近くに植えることで、お互いに良い影響を与える栽培方法です。その目的は、化学薬剤に頼らずに植物の健康を保ち、病害虫を減らし、有益な昆虫を呼び寄せ、収穫量を増やすことにあります。
トマトはジャガイモ、アブラナ科の野菜、スイートコーンとは一緒に植えないほうがよいとされていますが、ティッチマーシュ氏が推奨する相性の良い植物があり、それがマリーゴールドです。
ティッチマーシュ氏は動画の中で、マリーゴールドは花の蜜や花粉を求めてやって来る受粉昆虫を引き寄せるのに非常に役立つと説明しています。そして、ある植物と一緒に植えるとさらに効果が高まり、その植物こそがトマトだといいます。つまり、同じ栽培袋や鉢、あるいは同じ土壌でマリーゴールドとトマトを育てることができるのです。
マリーゴールドには独特でやや刺激的な香りがありますが、この香りはトマトと同じ土壌で育てることで、良い相乗効果をもたらします。

ティッチマーシュ氏は次のように補足しています。
「マリーゴールドの根から分泌される物質は非常に強力で、コナジラミを効果的に遠ざけることができます。そのため、マリーゴールドの香りのある根とトマトの香りのある根が混ざり合うことで、ある程度コナジラミを遠ざける効果が実際にあるようです」
トマトと一緒に植えるのに適した別の植物として、バジルも挙げられます。バジルは受粉昆虫を引き寄せるのに役立ち、庭のスペースを効率的に活用することもできます。
トマトの実を大きく育てるには?
園芸の専門家によると、トマトの生育が遅い、葉が黄色くなる、果実にまだら模様ができるといった症状が見られる場合、マグネシウムというミネラルが不足している可能性があります。多くの人は開花・結実期にカリウムを多く含む肥料を与えますが、マグネシウムは見落とされがちです。
マグネシウムは葉緑素の生成において非常に重要な役割を果たしています。マグネシウムが不足すると光合成の働きが著しく低下し、植物の成長にも悪影響を及ぼします。
アメリカの園芸家アンドリュー・コーン氏は、植物に本当にマグネシウム不足が見られる場合には、硫酸マグネシウムが試す価値のある対策だとしながらも、使用には十分な注意が必要だと述べています。
同氏はアメリカのコラムニスト兼テレビタレントであるマーサ・スチュワート氏に対し、次のように語っています。
「マグネシウム不足の典型的な症状は、葉脈は鮮やかな緑色を保っている一方で、それ以外の部分が黄色、赤色、または褐色に変色することです」
マグネシウム不足を放置すると植物の成長が抑制され、トマトの収穫量が減少する可能性があります。幸い、この問題は比較的簡単に対処できます。生育期間中、毎月1回エプソムソルト(硫酸マグネシウム)を与えるだけです。
エプソムソルトの正式名称は硫酸マグネシウムで、マグネシウム、硫黄、酸素から構成される天然の鉱物化合物です。(関連記事:エプソムソルトでマグネシウム補給 9つの健康効果)
大さじ1杯のエプソムソルトを1ガロン(約3.8L)の水に溶かし、植物の根元に与えるか、葉に散布することで素早く吸収させることができます。

ただし、マグネシウム欠乏症は必ずしも土壌中のマグネシウム量が不足していることを意味するわけではありません。肥料中のカリウム含有量が高すぎるとマグネシウムの吸収を妨げるため、栄養バランスを保つことが重要です。
硫酸マグネシウムは万能薬ではなく、補助的な資材として少量使用するのが望ましいとされています。使用後は植物の様子を注意深く観察し、改善が見られない場合は使用を中止してください。
コーン氏は次のように注意を呼びかけています。
「植物が必要としていないにもかかわらず硫酸マグネシウムや追加のマグネシウムを与えると、生育を阻害したり、葉色が過度に濃い緑色になったりして、植物全体の健康に悪影響を及ぼす可能性があります」
肥料について言えば、以前、園芸専門家スーザン・パターソン氏は、より安価でありながら同じように効果的な肥料を自作する秘訣を紹介しました。トマトの生育段階に応じて適切に施肥することで、健康な成長や開花、結実を促し、病気への抵抗力を高めることができるとしています。
(翻訳編集 井田千景)
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