訪韓中の横田滋さん、娘婿・金泳南氏の家族と面会

2006年05月17日 18時00分
 【大紀元日本5月17日】デイリーNKによると、 日本人拉致被害者・横田めぐみさんの父親で、15日から訪韓中の横田滋さんとめぐみさんの夫・金泳南さんの母親チェ・ケヨルさんが 16日ソウルで劇的に再会した。これには、泳南さんの姉・ヨンジャさんとめぐみさんの弟・哲也さんも同席した。

 ソウル市内の水産協同組合中央会館2階はこの二組の家族再会で大きくざわめいた。

 この席で滋さんは、「今も拉致された子供たちが親を呼ぶ声が聞こえるようだ」と再会所感を明らかにし、「金泳南氏が監禁されているという消息を聞いたが、無事だという話だから希望を捨てずに再会まで頑張ってください」と金さん家族を慰めた。

 ヨンジャさんは「滋さんの姿を TVで幾度となく見て勇気付けられた」「姻戚で会ったから、私たちも同じ言葉を出せばもっと早く送還されるかもしれない」と力強く応えた。めぐみさんの弟・哲也さんは「めぐみ姉さんが、お父さん、お母さん。と呼ぶ声が今も聞こえる」「拉致問題が解決されるまで、最後まで争って行こう」と拉致被害者送還運動の連帯を強調した。

 家族らは、無事帰還を祈る贈り物も取り交わした。滋さんは、金泳南さん家族に貝工芸家・セギョジンの宝石箱と鏡を渡し、金泳南さん家族は滋さんに湯飲みを送った。この日再会した家族たちはお互いを慰めて、北に拉致された我が子に会う日まで一つになって送還運動を広げることを確認した。

 続いて「拉致被害者家族の会」主催で開かれた「韓日拉致被害者送還請求・家族再会大会」には、めぐみさんと金泳南さん家族を含めて韓日拉致被害者家族たちが大挙参加して被害者の即刻送還を促した。韓国国民が「拉致被害者即刻送還請求」を訴えるこの日の行事には 、78年日本の鹿児島地域で拉致された増元ルミ子さんの姉・平野フミ子さん、弟・照明さん、「拉致被害者家族会」常任副会長・西岡力さんなどが参加した。

 韓国側では、「拉致被害者家族の集まり」 チェ・ソンヨン代表、1975年チョンンワン号に乗って出漁してから拉致されたチェ・オクイルさんの奥さん・ヤン・チョンジャさん、72年拉致されたオデヤン号の船員キム・ヨンチョルさんの母親カン・グギョングスンさん、国軍捕虜のハン・マンテックさんなどが参加した。

 ルミ子さんの弟・照明さんは 「父は娘に会いたいという所望を遂げることができなかったまま亡くなったが、母だけでも姉にぜひ会うようにしてあげたい」「(お姉さんが) 金正日独裁政権下から脱して自由の地で残る人生を送るようにしてあげたい」と述べた。ルミ子さんの姉・フミ子さんは、「日本では、国民の声が一つになり日本政府を動かし、結局拉致被害者問題に積極的に取り組むように成った」「韓国国民も拉致は許すことができないという一つになった声を金正日に聞かせなければならない」と述べた。

 「拉致被害者家族の集まり」のチェ・ソンヨン代表は、「日本政府のように韓国政府も拉致被害者問題解決に積極的に取り組まなければならない」「韓日拉致被害者家族たちの再会をきっかけに、今後の拉致問題解決の突破口になれば(いいと思う)」と述べた。この日の行事参加者達は拉致被害者送還を促す声明を発表して、このために韓日だけでなく国際的な連帯活動を広げることを明らかにした。

 15日から3日間の日程で訪韓した滋さんは 17日、ハンナラ党パク・グンヒェ代表を訪問後、日本に帰国する。滋さんの訪韓に続いて、27日にはチェ・ケヨルさんと韓国拉致被害者団体などが日本を訪問する予定。

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