世界的に有名なピットブル 子犬の驚きの値段

2013年に誕生し、全長約71センチ、体重約79キロの世界最大級のピットブルのハルク。護衛犬として訓練され、誰をも怖がらせる威力がある一方、8匹の子犬の父親であり優しい側面も持ち合わせる彼は、ペットとし家族の一員にもなりうることを証明しています。

彼の飼い主であるニュー・ハンプシャー州に住むマーロンとリサ夫婦は、世界中のセレブたちの護衛犬を訓練する会社を設立。訓練でのハルクは敵に対し極めて凶暴で攻撃的。彼のあごはプラスチック製のアームガードを破壊するほどの威力で、護衛対象の人間にも飛びついてくるため防護服が必要な程。

そんなハルクも、夫妻の小さな息子たちのそばにいる時は優しい一面が見られます。生まれたばかりのジャクソン君を連れて帰った時、ハルクはずっと彼の傍から離れず、保護者でありベビーシッターであったと言います。ハルクは長男ジョーダン君の遊び相手でもあり、ハーモニカに合わせ吠えて歌うことも。

その間も攻撃することは一切ありませんでした。「子供たちに慣れてきて、ハルクはいい父親になる運命だったのね。子犬たちが産まれた時は、何も考えず世話をしていたわ。見た目とは裏腹にすごく優しくて、素晴らしい父親ね。」とリサ。

子犬はかわいいだけでなく、エリート護衛犬として訓練を経た後には合わせて最高50万ドルの値が付く可能性があるとマーロンは言います。彼はこの子犬たちの中からサイズも人気も父親を超える犬が出てくると予測しており、「父親は伝説も何もないが、父同様世界的に有名になる可能性があり、ほとんどの子犬は既に売却済。ハルクの血統がそれ程の価値があると考えられてるんだ」と話します。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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そして彼の予想通り、ハルクの子であるキングコングは1歳で約68キロと父親を追い抜きそうで、まだまだ成長中!父親同様SNSに多くのフォロワーがおり、「みんな彼のサイズにビックリ。ハルクよりも大きくなるのを見たいんだね。」とマーロン。

一般的にピットブルは危険で攻撃的な犬とされ、ほとんどが番犬としての活用に留まります。しかしハルクの例により、夫妻はこの犬種が正しい訓練をすれば人間とも友好的でいられることを証明しました。マーロンは「ハルクが、この犬種はただ凶暴なだけでなく、優しさもありバランスがとれていることを証明した。もしかしたら最も優れた品種かもしれない。ピットブルへの偏見がいい方向に変われば。」と期待しています。

(大紀元日本ウェブ編集部)