高智晟弁護士:強制連行後、初めての音信

2007年11月01日 14時03分
 【大紀元日本11月1日】北京人権活動家・胡佳氏は10月28日夜、高智晟弁護士からの電話を受けた。高弁護士は9月22日に警察に強制連行され、所在がわからなくなっていた。外部への連絡は初めて。

 胡氏は、「日曜日(10月28日)夜9時半ころ、電話のディスプレーに陝西省西安の電話番号を示した電話が掛かってきた。受話器を取ったら、なんと高弁護士だったのだ」と説明した。

 アジア自由ラジオ(RFA)によると、高弁護士は、胡氏が高弁護士の家族を見守っている情報を入手しており、胡氏に、臨月になる胡氏の妻の面倒に専念すべきだとし、高氏の家を訪ねないよう話したという。

 高弁護士は胡氏に対して、「このアドバイスは自分の耳にいれたくないかも知れないが、やはり家へ行かないでほしい」、これに対して、胡氏は「高弁護士、あなたの妻と子供は共に極度の恐怖の中に置かれている」と話したが、高弁護士は「今は前より良くなったかもしれない」と語った。

 胡氏は高弁護士に対して、「黄燕さん(高の友人)は9月22日にあなたと同時に北京市公安局国保警察に暴力的に拘束され、湖北省にて1ヶ月にわたり監禁された。先日解放されてばかりだ」と言ったら、高弁護士は「彼女にお礼を言ってください。それでは…」と電話を切った。今回の電話の会話は1分ほどだった。

 高弁護士はこれまでに3度にわたり中国最高指導者へ公開状を送り、法輪功(ファールンゴン)学習者への迫害を止めるよう求めた。2006年12月、高弁護士は「国家転覆を扇動する」罪で3年の有期懲役に処され、執行猶予5年、1年間の政治権利が剥奪された。後に釈放され家族の元に戻ったが、家族全員が監視されており、現在に至る。

 今年9月20日、高弁護士は、公開書簡を米議会に送った。高弁護士は、中国の人権や環境などの問題について述べた。書簡が発表されて2日後に、高弁護士は自宅から警察に連行された。妻と子供も外部との連絡を遮断された。

 黄燕さんは北京で美容院を経営しており、高弁護士一家とは長年の友人である。黄さんは9月に高弁護士が作成した米議会宛の公開書簡などを外部へ発信した。9月22日に、高弁護士と共に北京市の公安警察に拘束され、湖北省荊州のホテルに監禁された。10月23日にようやく解放された。

 黄さんは警察に対して、自分を拘束した理由の説明を求め続けたが、未だに何の回答もない。

 黄さんは10月29日の取材に対しては、同日午前11時半、湖北省荊州市公安警察の最高責任者・梅傳良から、高弁護士がすでに解放されたと伝えられ、彼女に北京を離れ、高智晟氏および胡佳氏に接触しないよう求めたという。

 黄さんは高智晟弁護士の現在の居場所は分からないとし、高弁護士の妻に連日電話しているが、連絡が取れていないという。

 
(翻訳/編集・余靜)


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