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ロイター調査:豪中銀、2月利上げの可能性高い

 [シドニー 23日 ロイター] ロイター調査によると、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が2月の理事会で利上げを行う可能性は高いとみられている。世界経済見通しをめぐる不透明性が懸念されるなか、加速するインフレを抑制する必要性がそれを上回った。

 エコノミスト22人を対象に、23日に実施された調査によると、RBAが次回2月5日の理事会で6.75%となっている政策金利を引き上げる確率は予想中央値で60%となった。

 このうち、0.25%ポイントの利上げを予想したのは15人、利上げは1カ月ほど後になるとしたのが3人。

 マッコーリーの金利ストラテジスト、ローリー・ロバートソン氏は「RBAにとっては常に難しい判断だが、強いインフレ統計を受けて一段と困難になった」と指摘。「これまで2月は据え置きとみていたが、いまは利上げか据え置きか、どちらもあり得ると考えている」と述べた。

 金利先物市場では、2月に政策金利が7.0%に引き上げられる確率が五分五分となっている。ただ、この日発表されたインフレ統計を受けて、確率は22日時点の20%以下からは上昇した。

 第4・四半期の基調インフレ率は前年比3.6%となり、第3・四半期の3.0%から加速、1991年後半以来の高水準となった。

 ABNアムロのチーフエコノミスト、キーラン・デービス氏は「基調インフレ率は昨年に警戒すべき伸びを示した」と述べ、08年第1・四半期に基調インフレ率が前年比3.75%に一段と加速するとの見方を示した。

 同氏は「世界市場の混乱や世界経済を取り巻く不透明性を踏まえると難しい判断になるが、インフレ見通しはRBAが予想した以上に悪化しており、軟調な世界経済成長を受けてインフレが再び目標圏内に収まるとRBAが考えるとは思えない」と述べた。ABNは2月に政策金利が7.0%に引き上げられると予想している。

 ただ、RBAが2月に利上げを行ったとしても、引き締めサイクルは終わりに近づいているとの見方が多い。RBAは過去5年半に合計11回の利上げを実施している。

 (08/01/24 08:47)  





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