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WHO:脳膜炎の新ワクチン間もなく登場

 【大紀元日本3月14日】脳膜炎の流行で、ブルキナファソ(ブルキナ共和国)と中央アフリカ共和国ではすでに数百人が命を落としている。しかしWHOは新型で低コスト、持続時間の長いワクチンが早ければ来年登場すると発表した。このワクチンは脳膜炎の爆発的な流行を予防する効果が期待されている。VOAが伝えた。

 *今年アフリカではすでに数千例の脳膜炎が発生*

 今年初めから、脳膜炎多発地帯にある国ではすでに数千例の脳膜炎が発生している。脳膜炎の多発地帯はセネガルからエチオピアといったアフリカの国々で、世界中の脳膜炎死亡例の3分の2がこの地域で発生している。

 今年、ブルキナファソだけでもすでに350人を超す人々が脳膜炎により死亡している。脳膜炎は大脳と脊椎付近の膜に起き、治療後であっても10%の患者が死亡する。多くはこれらの地域の乾季である1月から6月に発生する。

 *現在のワクチンでは限界がある*

 WHOと関係各国の保健機関が、疫病が最も多く発生している地域の1000人以上の人々にワクチンを注射した。しかし、WHOの脳膜炎専門家、アレクサンドロ・コスタ氏は、現在のワクチンでは脳膜炎を抑えるには限界があると話す。「このワクチンはたったの2年しか免疫力が持たない。即ち、このワクチンは予防接種であり、脳膜炎の爆発的流行をコントロールするものである。しかしながらこのワクチンは長期に亘る免疫を持続することは出来ない」

 現在のワクチンでは幼い子供を守ることは出来ないのである。

 *新ワクチンの免疫持続期間は少なくとも10年*

 同氏は「現在我々が収集したデータによると、新ワクチンの免疫は少なくとも10年持続する。これは我々が人々に免疫を持たせることが出来るうえ、予防接種を受けていない人も他の人がワクチンを注射したことによりその恩恵を得ることが出来る。なぜなら我々は脳膜炎球菌の伝染を阻止するのだから」と話した。

 このワクチンのターゲットは特殊な脳膜炎菌株で、血清A型と呼ばれている。またこの種の菌株がアフリカのほとんどの脳膜炎症を引き起こすものだそうだ。

 *WHOの計画では新ワクチンは来年登場*

 コスタ氏は、WHOはこの新型ワクチンを使用し、全ての人に接種することを望んでいる。このワクチンはわずか40セント(米)。「我々はこのワクチンを使用し、血清A型脳膜炎を減らしたい」と話した。

 この新ワクチンを研究・開発した会社とWHOはワクチンを来年出すという計画を共に立てている。

 
(翻訳・坂本)


 (08/03/14 12:07)  





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