【大紀元日本8月4日】大紀元主催セミナー「中国はどこに行くのか」が3日、都内で開かれ、世界各地で中国の民主化を目指して活躍する著名な活動家らが、北京五輪前の中国の現状について語った。
1989年の六四天安門事件から19年、中国は依然として中国共産党による一党独裁の暴政のもとにある。法輪功学習者への迫害を含め、さまざまな人権迫害が続く中国では、環境汚染、貧富の格差の増大、経済の破綻などあらゆる問題が噴出しているなかで、まさに無謀とも言える北京五輪に突入しようとしている。そのような中国の現状を分析し、中国の未来について、各ゲストが熱く語った。
始めに、欧州評議員議員会議スウェーデン議員団長のゴラン・リンドブラード氏が、北京五輪の直前にこのセミナーが開催されることの意義深さを賞賛したうえ、次のように述べた。
「報道の自由の観点から、フランスにあるユーテルサット社のことに触れたい。ヨーロッパの新唐人テレビを配信していたユ社が突如これを中断したが、それは技術的なトラブルではなく、ユ社が中国とビジネスをやりたいからだ。証拠の録音もある。かつてレーニンが、資本主義にロープを渡せば首を吊って自殺すると言ったが、まさにそれと同じく資本主義と共産主義の奇妙な関係となった。これはフランスだけでなく欧州全体の問題だ」。 | | 欧州評議員議員会議スウェーデン議員団長のゴラン・リンドブラード氏(大紀元) |
中国民主陣線副主席で著名な女性作家・盛雪氏(カナダ在住)は、次のように述べた。
「北京五輪は、よく1936年のベルリン五輪に喩えられるが、私はそうは思わない。北京五輪は、ベルリン五輪よりも、はるかに恥ずべき五輪だからだ。中共のもとで60年の間に8000万人もの人が殺された。ベルリン五輪は第二次大戦の前であったが、その時でもドイツで | | 中国民主陣線副主席で著名な女性作家・盛雪氏 |
は自由と民主が実践されていた」。
また、「北京之春」雑誌社編集長・胡平氏(米国在住)は、中国で行われた五輪トーチリレーにまつわる無意味な混乱ぶりについて次のように話した。
「これは中国遼寧省の本渓市での実話だが、聖火が近づくにつれて、市民の生活はいろいろなことで脅かされた。聖火の通る沿道の家々には、べたべたと五輪の広告が貼られ、毎日警察がやってきて家族の人数を確認した。聖火の来る当日は、外出せずに家の中にじっとしていろ、決して窓から見るな、などと脅迫された。警察が無理やり監視に入ることを拒否したある家の人は、警察と口論になって逮捕され、3日間拘留されてしまった。聖火を見ることができるのは、警察に事前に調査され許可された人だけだ。聖火が来たら笑顔で迎えるよう強制された。その時、水のボトルやライターを携帯することは許されない。7月4日に突然本渓市でのリレーは中止になり、応援する予定だった中学生など一部の人は失望したが、大多数の市民は迷惑な聖火が来なくなったことを喜んでいた」。 | | 「北京之春」雑誌社編集長・胡平氏(大紀元) |
さらに、中国民主団結連盟主席の薛偉氏(米国在住)は、北京五輪が本質的に抱える危険性について次のように語った。
「本来は良いことでも、中共の手に渡ると悪いことになってしまう。古代ギリシャのオリンピックは、普段争ってばかりの小国同士が、スポーツ競技の時には戦争をしない約束を結んだことに始まる。ところが、中国人にとって北京五輪は災難でしかない。警備の軍隊がミサイルを構えているところに、風船一つ上がったために戦闘でも始まったら大変だ。大気汚染の北京では、選手はマスクをして競技しなければならないだろう。北京五輪は中共が招いたものだが、そのことをいま中共は大いに後悔しているはずだ」。 | | 中国民主団結連盟主席の薛偉氏(大紀元) |
最後に、民主中国陣線本部主席・費良勇氏(ドイツ在住)は、今回来日する直前、経由地の香港で入国拒否に遭い、不当な扱いを受けたことについて強く非難した。
「私は全く潔白であるにもかかわらず、犯罪人のような扱いを受けた。数時間も別室で尋問され、荷物を検査され、一枚の紙まで調べられた。私は、以前に台湾の法輪功学習者が香港で入国拒否され暴力によって強制送還された例を挙げ、そのようなことをするあなたたちは間違っている、 | | 民主中国陣線本部主席・費良勇氏(大紀元) |
とはっきり言ってやった」。
セミナーに参加したゲスト諸氏は、4日と5日に東京・九段会館で開かれる2008年中国・アジア民主化支援世界大会(GSDCA)=主催・アジアと中国の民主主義を考える会、中国・アジア民主化支援世界フォーラム(FDCA)、台湾民主基金会(TFD)、アジア民主化世界フォーラム (WFDA)=のために来日した。大会では北京五輪と民主化・人権の関係、中国の政治的台頭と安全保障などについて、各国代表と話し合う。
(記者・牧)
(08/08/04 06:10)
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