大学に受かったら、大変?

【大紀元日本5月12日】中国の大学授業料が年々増加しているので、子供を大学に行かせることは既に多くの農村部の家庭の悩み事になっているようだ。吉林省政府の調査によると、28.7%の学生は、大学に行くことを心配しており、その理由は「大学の費用を支払えないから」である。

中国青年報5月11日の報道によると、2004年吉林省の農民の一人当たりの収入は3,000元(日本円の4万五千円相当)であるのに対し、大学生一人に対して年間11,800元(日本円の17万7千円相当)が必要である。したがって、子供を大学に行かせるために、親は借金をしたり、牛や家を売ったりするが、半数の家庭はヤミ金融に手を出すしかない。吉林省の農村部の多くの家庭は子供の授業料に困っているという。また、34.7%の学生は大学受験で最も圧力を感じたのが、「家庭の経済事情」だと答えた。

大学に合格して農村から都市へ行くのは多くの農村出身の子供の夢であり、親にとって大変誇らしいことである。しかし、子供に夢を叶わせてやりたいという親の気持ちと裏腹に、心配も尽きない。

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