タミフル耐性ウイルスで、ベトナム患者が死亡

【大紀元日本12月27日】米医学誌「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」(22日付)によると、鳥インフルエンザに感染したとされるベトナム人2人が鳥インフルエンザ治療薬のタミフルを服用した後、死亡し、2人の体からタミフルに耐性のあるウイルスが検出されたことがこのほど分かった。

同誌によると、英国オックスフォード大学の教授らが2004年から2005年までの間にタミフルを投与されたベトナム患者8人を対象に、調査を行った結果、8人のうち4人が死亡したという。死亡した4人のうち、13歳と18歳の女性患者から、タミフルに対し耐性のあるウイルスが見つかった。この2人の患者はタミフルが最も有効とされる期間中に投与されたという。多くの医師はこの結果に驚いており、タミフルの有効性の限界を明らかにした格好となった。

タミフルは現在、鳥インフルエンザに最も有効な治療薬とされているが、感染初期に服用しなければ有効性はない。タミフルの製造元であるスイス医薬品大手のロシェ・ホールディング(ROG)は今、動物実験を行い、投与量が与える影響を検討しているという。

関連記事
バイデン政権は、イスラエルへの一部の軍需品の納入を遅らせている。ロイド・オースティン米国防長官は5月8日、上院歳出委員会の公聴会で、イスラエルによるガザ南部ラファ包囲の可能性を考慮し、国防総省がイスラエルへの武器輸送計画を一部見直していると発言した。
世界中で、授業中の携帯電話使用を禁止する学校が増加している。
有名なボクシングプロモーターであるドン・キングは、2024年の大統領選挙でドナルド・トランプ前大統領を支持している。トランプ前大統領は、大統領選挙キャンペーンを頓挫させる恐れのある一連の裁判に直面している。5月8日、92歳のキング氏はあるイベントで、トランプ前大統領に何か言うことはないかと尋ねられた。
2023年11月以来、共和党が支配する下院委員会は、1月6日に連邦議会議事堂で撮影された20,000時間以上の監視ビデオを公開し、今はなき1月6日特別委員会が長い間非公開にしてきた詳細を埋め始めた。
今年11月に行われる米国大統領選挙が、米国市民が決定権を持つ最後の選挙になるとイーロン・マスク氏が主張した。不法移民が有権者として流入するのを放置すれば、今後、米国のすべての選挙結果が彼らによって決定される可能性があるということだ。