七歳の中国人子ども:「生きることは辛いんだ。彼女を助けてどうするの」

【大紀元日本5月16日】「生きることはこんなに辛いんだ。彼女を助けてどうするの」と劉輝(リュウキ)君は言った。

中国紙「揚子晩報」4月27日付けの報道によると、4月19日夕方、七歳の男の子・劉輝君が漁船の上で遊んでいる時、一緒にいた2歳年下の妹が足を滑らせ河に転落した。助けを求める妹に対し、目の前にいた劉輝君は手を差し伸べることもなく、大人を呼ぼうともせず、何事もなかったように遊び続けたという。結局妹はそのまま河に流され、水死した。後に事件を知った大人たちがなぜ周りの人に救援を求めなかったのかと聞くと、劉輝君は冷静に上述の言葉を口にした。

劉輝君がこのような冷ややかな言葉を発した背景には、彼の幼いころからの苦難に満ちた生活がある。劉輝君は数年前に、両親と共に北部の山東省から南部の江蘇省蘇州市に出稼ぎにやってきた。両親は太湖で漁をして生計を立てていたが、その後両親が離婚、母親は幼い兄妹を残し再婚した。父親は酒浸りとなり、騒ぎを起こして労働収容所に監禁された。年老いた祖父母のわずかな収入が、一家の生活を支えている。劉輝君は両親の愛情に飢え、衣食さえ満足にない状況だ。妹は度々町でモノを拾って食べていた。幼稚園に入園したばかりの劉輝君は他の園児らとの生活レベルの違いを意識するようになり、幼いながら生活の辛さを身に染みて味わった。

▶ 続きを読む
関連記事
米英など5か国の情報機関で構成されるファイブアイズ関連組織は、フロンティアAIモデルが数か月以内に政府や企業のサイバー防御を突破する恐れがあると警告
中国経済が不振にあえぐ中、習近平は米国とのハイテク競争に突き進んでいる。英独メディアは、その姿をソ連末期の宇宙競争になぞらえ、経済をさらに圧迫する危うい賭けだと指摘
戦狼に対抗するのは「戦猫」だった。台湾の蕭美琴副総統が本紙の独占インタビューで語る対中戦略の真髄。柔軟さと鋭い爪で圧力に向き合う外交の新モデルとは
英国のスターマー首相は、首相と労働党党首を辞任する意向を表明した。地方選での大敗や党内の不満を受け、労働党は新党首選びに入る
38歳メッシ、再び歴史を刻む。オーストリア戦で2ゴールを挙げ、W杯通算18得点で大会史上最多記録を樹立。アルゼンチンは2連勝で決勝トーナメント進出を決めた