【大紀元日本6月24日】この季節になると、毎週のようにあちこちでパレードが開かれます。その中でもちょっと特別なパレードは、クラシックカーのパレードじゃないでしょうか。

バンクーバーから車で30分くらいのニュー・ウェストミンスター市では、イースターの祝日(4月8日)に、今年29回目となる恒例のクラッシックカー・パレードが行われました。

新旧のパトカー(旧しか写っていませんが)で引率されるクラシックカー(大紀元)

ニュー・ウェストミンスター市は、1895年に設立された、BC(ブリティッシュ・コロンビア)州の中でも最も古い街で、毎年、ハイヤック・フェステェバル(Hyack Festival)が催されています。このフェスティバルは非営利団体が運営するもので、1年を通していろいろなパレードやイベントが行われており、クラッシックカー・パレードもその一つです。“ハイヤック”とは原住民の言葉で「敏速」という意味で、この地区の消防署が付けた名前だそうです。「敏速」つまり「速く」(ハヤク)って偶然なんでしょうか?

アンティークな消防車(大紀元)

最近は、日本でもこの手のパレードが人気のようで、5月に愛知県の長久手町や宮城県の気仙沼でクラシックカーのパレードがあり、ファンが大勢集まったという記事を読みました。特に年配層は郷愁をそそられるのでしょうか。趣味としても魅力いっぱいのお金のかかるホビーですね。

ニュー・ウェストミンスター市のこのパレードは、残念ながら、バンクーバーの人々にはあまり知られていないもようです。毎年ひっそりと、地元の人たちだけの“お楽しみ”といった感じでした。

1930年代の車のようですね。(大紀元)

パレードは住宅街を通りぬけて、クイーンズ・パークへと向かいます。ゴールの公園には20台ほどのクラシックカーが展示され、集まった人々に公開されていました。

オー、なつかしいな、とか思って眺めているのでしょうか。(大紀元)

エンジンはどんなかなー?(大紀元)

思い出に記念撮影。はい、チーズ。(大紀元)

7月中旬には、ハイヤック・フェティバルの呼び物でもある「スワップ・ミート」というイベントが開かれます。これは、クラシックカーのオーナーや業界の人たちの集まるイベントで、そこでいろいろな情報交換や部品の交換ができるんですよ。

こんな車なら「富士丸な日々」の富士丸君も大喜びでしょうね。(大紀元)

今年流行の萌黄色のクラシックカー(大紀元)

ノーコメント(大紀元)

この後部席に一度は座ってみたいけど。(大紀元)

実は、このような「スワップ・ミート」は、9月初旬にバンクーバー郊外のラングリー市でも開かれます。こちらのほうは、北米でも10指に入るほどのイベントで、2000台ものクラシックカー、ビンテージカーやカスタムカー(クラシックカーとビンテージカーの違いは定かではありません。カスタムカーは特別注文の車ですね)が集合し、10万人以上の人が集まる1大イベントだそうです。

それにしても、ニュー・ウェストミンスター市といい、ラングリー市といい、バンクーバー近郊がクラシックカーのメッカだなんて、今のいままで知りませんでした。

クラシックカーに興味のあるおとうさん!今度の有休休暇はバンクーバーで過ごしてみませんか。

(バンクーバー記者=春馨)