中国長江の淡水イルカ、絶滅か?

【大紀元日本8月10日】中国の急速な工業化によって、淡水に棲息する「白ひれイルカ」(Whitefin Dolphin)が絶滅した可能性がある。8日、中央社と英BBC中国語ネットが伝えた。

報道によると、中、日、英、米、独、スイスの6カ国の科学者からなる国際調査チームは、昨年11月に武漢を出発し、白ひれイルカの天然棲息地である長江流域を1700キロにわたって、6週間かけて調査した結果、白ひれイルカは1頭も発見されなかったという。

調査チームのリーダーで、白ひれイルカの専門家である、中国科学院の王丁氏は、「この結果は、おそらく白ひれイルカが全滅したということを意味する」と語った。白ひれイルカは、1997年の調査の時点ですでに、武漢一帯の長江でわずかに13頭しか確認されず、かつ2002年以降発見の報告例はない。

▶ 続きを読む
関連記事
研究では、生物学的年齢は生活習慣によって変わることが判明。運動、食事、睡眠、喫煙・飲酒の回避、ストレス管理の5つを改善するだけで、老化を遅らせ、寿命を延ばす可能性が示された。習慣の見直しは何歳からでも効果があるという。
初めての心不全・脳卒中の影に、実は99%以上が共通の4つの兆候を抱えていた――最新研究が示した「見逃しやすい危険信号」と、予防のために今すぐ見直すべき生活習慣をわかりやすく解説します。
人気食材アボカドには、歴史・性の健康・怪我・アレルギー・動物毒性まで意外すぎる秘密が満載。読むほど驚きが続く「7つの知られざる真実」をご紹介します。
数百年前の喫煙習慣が、なんと骨にまで刻まれていた──。最新研究が明かした「骨が語る喫煙の記憶」は、健康観を揺さぶる驚きの事実です。
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。