中国唐代様式の建物跡を発見=ロシア南部

【大紀元日本8月15日】このほど、ロシア南部の古城遺跡で中国唐代様式の建造物の遺構が数多く発見された。この古城は、当時のトルコ系部族・回●(かいこつ、●=糸+乞)に嫁いだ唐代の寧国公主の行在所(あんざいしょ)ではないかと専門家は推測している。

タス通信7月29日の報道によると、古城跡はロシア南部トゥバ共和国にあり、面積は4ヘクタールで、ロシアとモンゴルの国境から数十キロの場所に位置する。

発見されたのは、四角い土台、建物正面に連なる対になった階段、直立式の梁、屋根を支える彫刻を施された大黒柱、陶製の瓦など、中国唐代建造物の特色を持った遺跡である。

この他、唐代の遺跡でしばしば見られる獣面図案の浮彫りの素焼きなども発見されており、これらのことから、考古学者たちは、この古城は大富豪の邸宅ではなく、おそらく寧国公主の行在所だと推測している。

当時の回●の首長が、唐朝の「安史の乱」平定に協力したことから、唐の粛宗が娘である寧国公主を妻として与えた。公主とその従者達は758年に回●の都に到着(現在のモンゴル国境内)。そこから古城跡までは、わずか二日の道のりである。

モスクワ、サンクトペテルブルグ、トゥバ共和国などの考古学者が、今月初めから遺跡の発掘作業を開始した。この遺跡は、1891年に発見され、ソ連の考古学者が1950~60年代に発掘を行ったが、この城の主人がどのような身分の人物なのかを解き明かすことは出来なかった。

(看中国より)