三地区で退役軍人が同時暴動、2000人が参加=中国

【大紀元日本9月12日】中国内モンゴルの包頭市や、陝西省の宝鶏市、湖北省の武漢市の鉄道学校で9月3日、同時に暴動が発生した。合わせて2000人以上の退役軍人が数百人の公安警察と武力衝突し、約20人が負傷、5人が身柄拘束された。香港の中国人権民主運動情報センターが発表した。

同情報センターが9月11日に発表した情報によると、中国鉄道部が7月8日に行った統一試験で、計6千人の退役軍人は採用され、それぞれ12の鉄道学校に入学し、2年間の職業訓練を受けることになった。

採用された退役軍人は8月30日、入学手続きのため各地の鉄道学校を訪れたが、一部の学校の生活・学習環境が整備されていないと気付いたという。学生寮には電気コンセントがなく、携帯電話の充電も特定の場所でしかできず、しかも有料である。入学生らは強い不満を覚えたもよう。

9月3日午後、内モンゴルの包頭市や、陝西省の宝鶏市、湖北省の武漢市の鉄道学校で計2千人の退役軍人が、学校の器物を損壊するなどの暴動が発生したという。

同情報センターは、三地区で暴動が同時に発生したため、背後で計画を立てる組織者がいると分析、組織者が逮捕されているかどうかについて、まだ判明していないとしている。

(翻訳・叶子)
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