個展を開いただけで拘束された書道家=中国山東省

【大紀元日本11月23日】中国山東省青島市の有名な書道作家劉錫銅氏(中国書道家協会会員)は、個人書道作品展を行なったことで、11月12日に青島市李滄区湘潭路派出所の警察官により、家宅捜査された後、強制連行され、現在、青島市大山第1留置場に拘束されている。

今回の強制連行と拘束に関して、警察は一切法律の手続きを取っておらず、連行と拘束の理由を本人にも、家族にも説明することはなかった。家宅捜査された際、パソコン2台とプリンター1台が持ち去られて、劉さんの書道作品も、たくさん持ち去られた。没収された物品に関する領収書などは、一切当事者に与えなかったという。

劉錫銅氏は、法輪功の修煉者であり、1999年7月に法輪功が弾圧されてからも、法輪功を修煉し続けてきた。そのため、2000年に劉錫銅氏は3年間の強制労働教養を科せられた。強制労働収容所に監禁されている間に、当局は法輪功を誹謗中傷するために、「劉錫銅は法輪功を修煉することにより海に飛び込んで自殺した」というデマを流した。これにより、多くの劉さんと知り合っている人々は、法輪功に対して誤解を招いた。

劉錫銅氏は出所した後、山東省で数回、書道作品展示会を行なった。毎回、多くの来場者があり、現地のメデイアも大いに報道した。劉錫銅氏の作品を見た人々は、その作品から表れた品格、道徳観、芸術性を高く評価したと同時に、法輪功に対する誤解も解かれた。

現地の法輪功を取り締まる専門の組織である、いわゆる「610弁公室」と、政治法律委員会は、流したデマの真実が暴かれることを恐れて、今回の展示会を阻止するために、いろいろ工作をしたが、阻止できなかった。そのため、展示会の初日から、私服警察が会場内外に配置され、ずっと監視していた。

警察の監視や妨害にもかかわらず、展示会は大成功した。6日間の展示期間中に、1000人以上の来場者があり、青島テレビ局、青島朝刊などのメディアは展示会の様子を報道した。だが、展示会が終わってから4日後に、劉錫銅氏は警察に強制連行されて、

個展会場で監視する私服警察官

今も留置場に拘束されている。

劉錫銅氏の出展作品

展示会場の来場者

現地テレビ局の取材を受けている劉錫銅氏

(記者・林雨、翻訳/編集・文子)
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