【歴史故事】唐太宗:ムチ打ちの刑を禁止する

【大紀元日本4月26日】中国朝の第2代皇帝、太宗(たいそう 598年-649年)は、唐王朝の基礎を固め、「貞観の治」と呼ばれる中国史上希にみる太平をもたらしたと言われている。

歴史書によると、ある日太宗は鍼治療のための、ツボの位置が記されている人体図を見ていた。この絵によると、人間の五臓(心臓、肝臓、脾臓、肺、腎臓)は、皆背中に繋がっていた。古代、中国の王朝では、犯罪人を罰するための様々な体罰があった。軽犯罪の場合、役人は犯罪者の背中を何度もムチで打っていた。

太宗は、人の背中を打つと、内臓に激しい損傷を与え、時に死に至らしめることを知った。そして、ムチ打たれる人を哀れに思った太宗は、ムチの使用を禁じたという。太宗は、いつも民衆のことを考え、善政を敷いたことで中国史上最高の名君と称えられている。

(正見ネットより)

(翻訳・田中)

関連記事
1271年、モンゴルのフビライ・ハンが元を建て、初めての漢民族以外の皇帝となりました。その後、数十年にわたり、中国はかつてない規模の帝国となり、元は文化の多様性と国際貿易の栄えた時代となりました。
明の最初の皇帝・太祖の生い立ちは、朝廷生活とはほど遠く、彼は朱元璋と名付けられた農民の子供でした。彼は最初、僧侶の道を歩みましたが、モンゴル主導の元が朝廷内の闘争で弱体化する中で反乱軍に参加し、まもなく右に出るもののいない軍事家として才気を発揮することとなりました。
胃酸逆流の症状を抑える等、一般的な胃腸薬を服用している人は、知らず知らずのうちに偏頭痛を発症するリスクを高めているかもしれません。 このような一般的な治療薬と偏頭痛との関連性について、アメリカ神経学アカデミーが発行する「Neurology Clinical Practice」オンライン版に掲載されました。研究では、胃腸薬が偏頭痛を直接引き起こすとは断定されていないものの、両者の間には何らかの関連があるのではないかと考えられています。
子供のいじめ、自殺、暴力・・・昨今、心の痛むニュースが後を絶えません。生まれてきた時は、誰もが純粋で善良だったはずなのに、何が子供たちを悪へと走らせるのでしょうか。人生には学校の教科書から学ぶことのできない、大切な価値観があることを子供たちへ伝えることが重要です。将来を担っていく子供たちに、ぜひ読んでもらいたい物語を厳選しました。
さまざまな予測不可な症状に悩まされていませんか?一つの症状が改善されると、また別の症状が現れると感じていませんか?それはマスト細胞活性化症候群(MCAS)が原因かもしれません。