【グローバル人権聖火リレー】代々木野外ステージ SPECIAL LIVE

【大紀元日本6月19日】グローバル人権聖火リレーの野外コンサートが18日午後5時から東京・代々木公園野外ステージで開かれた。中国大陸での不当な人権弾圧に対する抗議に賛同した日本人アーティストらが篤志でこれに参加し、そのパフォーマンスを披露するとともに、駆け付けた観衆の都民らとともにキャンドルを灯して平和の祈りを捧げた。

グローバル人権聖火リレーは、元々中国大陸で弾圧されている法輪功の人権保護のために始められた世界的な運動であったが、大陸で同じく弾圧されている「チベット」「ウィグル」「モンゴル」の支援者らも会場に姿を現し、法輪功と同様に奇しくも大陸で弾圧されている民族の連帯を象徴するものとなった。

野外コンサートに先立ち、中国の人権弾圧停止などの参加者らの願いが書かれた風船200個が、中国大陸に届けと解き放たれた。

コンサートでは、「江原望(日本フィルハーモニー交響楽団)」「ZAKI(ミュージシャン)」、「CHANNEL-H.R.(ロック歌手)」「ラリタ・サキ(インド舞踊家)」「RYU(シンガー・ソングライター)」「み~あ」「十場むぎ」らが出演、チベット問題のブロガーとして人気を博するアリ@フリーチベットがRYUとユニットを形成してパフォーマンスを披露するなどして、初夏の夕暮れ時に仕事帰りの都民らの耳目を楽しませた。

体験発表では、法輪功学習者の王久春さんが、中共当局による逮捕状なしの不当な家宅捜索と拘留、正当な手続きのない「みせしめ裁判」の実情、公安の拘留所と強制労働収容所での悲惨な体験を読み上げ、「…信仰を放棄するよう署名を強要されたとき血圧が上がった」と告白、共産主義体制下で「信仰の自由」のない現代中国社会の悩みを浮き彫りにした。

今年のチベット関連の支持集会では、定番の「フリー・チベット」の他に「フリー・ウィグル」「フリー・モンゴル」などのシュプレヒコールも合わせて聞かれるようになった。今回のコンサートでは「フリー・ファールンゴン(法輪功)」の言葉もさらに聴かれるようになり、その人権弾圧の抗議が中国周辺の少数民族だけでなく、中原の宗教弾圧をも抱き合わせになったことに深い意味がありそうだ。中共の包囲網が「虐げられし者たち」によって徐々に狭められている印象を受けた。

人権聖火の風船を手にする幼女(大紀元)



慈悲に満ちる会場の中、アーティストらの熱演に引かれる観客(大紀元)

慈悲に満ちる会場の中、アーティストらの熱演に引かれる観客(大紀元)

(大紀元)

古代インド舞踊を披露するラリタ・サキさん(大紀元)

チェロを独奏する江原望さん(大紀元)

大陸での悲惨な体験を読み上げる法輪功学習者の王久春さん

CHANNEL.H.R.の呼びかけで登壇した各団体のサポーターら(大紀元)

人権聖火の風船を手にする幼女(大紀元)



慈悲に満ちる会場の中、アーティストらの熱演に引かれる観客(大紀元)



中国大陸の人権弾圧が停止されるよう願いを書く親子(大紀元)

慈悲に満ちる会場の中、アーティストらの熱演に引かれる観客(大紀元)

中国大陸の人権弾圧が停止されるよう願いを書く親子(大紀元)

(記者=青嵐)
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