中国四川省M6・1地震、死者22人、負傷者100人以上

【大紀元日本8月31日】中国民政部の情報によると、8月30日午後4時半ごろ、四川省攀枝花市仁和区と涼山イ族自治州の会理県の県境で、マグニチュード6・1の地震が発生し、震源地は攀枝花市区東南約50キロだという。同9時ごろまでに、地震による死者22人、負傷者126人、倒壊した家屋も多いという。

情報筋によると、地震発生時攀枝花市市区、涼山州会東県、会理県、徳昌県、寧南県、西昌市当地区では強い揺れがあったという。揺れに驚いた民衆は建物から飛び出し、街路や空き地に避難した。被災地の通信は一時中断した。被災地の被害は現在調査中。

仁和区および会理県では地震により、多くの家屋が倒壊し、死傷者が多いと見られる。会理県緑水郷および中廠郷において、約60%の家屋が東海市、河口郷巨龍山ダムは長さ18メートル、幅10センチの亀裂が生じた。また、攀枝花市仁和区大龍潭郷の場合は、約千棟の家屋が東海市、その内、拉鮓(ラザ)村では400棟以上の家屋に亀裂が生じた。詳しい被災情報は、現在収集中である。

雲南省気象局の情報によると、今回の地震発生地の攀枝花市仁和区および会理県では30日夜に大雨に見舞われ、各地も場所によって暴雨が発生し、強風が伴ったという。これらの気象状況が被災地での救援活動に困難をもたらしたという。

(翻訳/編集・余靜)
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