中国有毒粉ミルク事件:メラミン添加は3年前から=河北省副省長

【大紀元日本9月19日】中国有毒粉ミルク事件について、河北省当局による調査の結果、問題の牛乳提供業者が2005年にはすでに牛乳の中にメラミンを添加していたことを、粉ミルクメーカーの三鹿グループが早期に知っていたにもかかわらず隠し続けていたことが9月17日、明らかになった。

上海経済紙「財経」によると、中国河北省副省長・楊祟勇氏は17日、河北省政府と石家庄市政府は「三鹿粉ミルク問題」に対し、すべて責任があることを認めた。なかでも石家庄政府はこの事件に対し重大な責任があるとしている。

石家庄市は粉ミルク問題が最初に発見されたところで、石家庄三鹿グループ株式有限会社は8月2日に石家庄市政府に対し、粉ミルクの品質に問題があることを報告している。しかし、市政府の公表が間に合わず、9月9日に省政府に報告したのみということについては重大な責任があるだろう。

▶ 続きを読む
関連記事
自閉症は一つではなかった――。最新の国際研究が、早期診断と遅発診断で遺伝背景や発達経路が異なることを解明。支援やスクリーニングの在り方を見直す重要な知見です。
首・背中・腰・肩・足。よくある痛みやこわばりは、無意識の「かばう動き」から広がることがあります。日常に取り入れやすい6つの基本ストレッチで、体の動きを取り戻すヒントを紹介します。
浴室以外にも潜む、家の中のカビ危険地帯。毎日使う玄関マットや歯ブラシ立てなど、見落としがちな場所と簡単対策を知れば、家族の健康と住まいの清潔を守るヒントが見えてきます。
高タンパクと書かれたクッキーや飲料が増えています。でも「プロテイン入り=健康」とは限らない可能性も。必要量は人によって違い、まずは何から摂っているかが大事──流行との距離感を考えます。
抗生物質だけでなく、身近な薬も腸内細菌に影響する可能性がある――。中医学では胃腸を「土」にたとえ、体を育てる基盤と考えてきました。腸の乱れを別の角度から見直すヒントです。