中国深セン:有害粉ミルク事件で乳母の需要が急上昇

【大紀元日本9月24日】中国の深センで、多くの乳製品に有害物が混入された事件の影響を受けて、母乳で赤ちゃんを育てる意識が高まっており、お乳が足りないお母さんたちは乳母を雇って赤ちゃんに飲ませるケースが増えている。乳母の需要が急上昇し、乳母の月給もホワイトカラー層の平均月給(5000元)の2倍、1万元(約15万円)に跳ね上がった。

広東省の「南方都市報」新聞の報道によると、家政サービス業者の「中家家政公司」人力資源部門の責任者・艾暁雄氏の話では、問題の粉ミルク事件が報道されてから、会社には乳母を雇いたいという電話が毎日10件以上入っている。以前は同じ需要を求める客は1年間に20件を超えていなかったという。

艾さんは、「自分が家政サービス業に従事したこの10年の間に、乳母の需要がこんなに高いのは初めてだ」と話した。

募集に応募した7カ月の赤ちゃんを持つ28歳の王さんは、「近頃問題の粉ミルク事件以来、乳母の需要が高まっており、給料も比較的高いし、夫も同意してくれたので、応募した」と語った。

王さんは、大学卒業後、輸出商品会社で包装デザインの仕事に従事していた。彼女が数カ所の募集先に連絡したところ、月給1万2千元(18万円)を出すところもあったという。

艾暁雄氏の話では、現在深センの乳母の月給は大体この標準で、以前より5割も急増した。乳母を雇えるのは、比較的裕福な家庭で、乳母の給料がこんなに高くなっても、乳母を雇いたい家庭が依然増えているという。

(翻訳編集・文子)

関連記事
新型コロナウイルスCOVID-19の変異は消える気配がなく、人々は自然で安全かつ持続可能なウイルス対策が必要です。最新の研究によると、柳の樹皮エキスが以前に発見されていなかった広範囲の抗ウイルス活性を示しています。 フィンランドの科学者チームによるこの研究では、柳の樹皮エキスが、不活化されたコロナウイルスSARS-CoV-2、HCoV-OC43、および腸病毒に非常に効果的であることがわかりました。
中国四大奇書の一つ『水滸伝』は、 14世紀に施耐庵が著したものです。冒険、疫病、英雄伝、ならず者の世界などの民話の集大成で、宗代に実在した盗賊の一味から題材を得ています。
肉体が亡くなっても、魂は存続し続けるでしょうか? このような素朴な疑問を抱く人は少なくないでしょう。古代から、異なる民族に異なる伝説が存在しますが、そのほとんどは魂の存在を認めています。
研究者は、ワクチン接種を受けた人々がCOVID-19に感染するリスクが高いことを発見した。
昔々、森の中に一匹のトラが暮らしていました。年を取り、もう自分で獲物を捕ることもできませんでした。ある日、トラは、湖のほとりで金の腕輪を見つけました。