新型インフル対策:薬剤「タミフル」について、正しい認識を

【大紀元日本5月23日】現在、新型インフルエンザに効果があるとされている薬剤「タミフル」だが、過去に服用した幼児や10代の窓から飛び降り、精神障害、異常行動など、深刻な薬害がある事が過去に報道されている。

NPO医薬ビジランスセンターによると、タミフル服用後、異常行動など重い精神神経症状が635人、異常行動後の事故死8人、突然死50人が報告されている。

厚生労働省の調査でも、タミフル1回目服用から数時間では、飲まない人よりも、異常行動が4~5倍(幻覚は12倍)起こり易くなると発表している。

18日の会見で、舛添要一厚生労働相は、新型インフルエンザについて「感染力や病原性などは季節性インフルエンザと変わらない、と評価が可能」と述べ、感染者の入院措置を緩和している。

ちなみに通常のインフルエンザは自然に治る感染症で、タミフルは、症状、特に熱が治まるのを、ほんの1日程度早めるだけと、多くの医者が指摘する。同センターの浜六郎氏は「タミフルは、発病後48時間以内に服用しなければ効かないというのですから、熱もある一番つらい時に受診することになります。その時間には暖かくして安静にして寝ているほうがよほど早く治るに違いありません」と話す。

最多の死亡者数、約70人が確認されるメキシコだが、多くの専門家は「貧困が原因」と指摘している。国民の30%が最低限の生活費を得らない貧困層にあたり、保健衛生や医療の届かない生活を送っており、劣悪な環境が新型インフルエンザの蔓延を引き起こしたとされている。

世界保健機構(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は、「インフルエンザは医療の行き届く豊かな国では軽い病気だが、発展途上国では重病になりうり、生命を危険にさらす」と警告している。

うがい、手洗い、マスク着用など、日ごろの衛生管理意識を高め、清潔を保ち十分な睡眠をとる事は世界的常識であり、予防あるいは早期治癒に繋がる。氾濫する情報に惑わされず、冷静に対応したい。

(報道・西村)
関連記事
5月5日に行われたパナマ大統領選で、ホセ・ラウル・ムリーノ・ロビラ(José Raúl Mulino Rovira)氏はサプライズ当選を果たしたが、これはバイデン政権に影響を与える可能性がある。 バイデンの綱領には、移民がアメリカ南部国境に侵入するのを防ぐためのダリエン地峡(2つの陸塊をつなぎ、水域に挟まれて細長い形状をした陸地)の閉鎖が含まれている。
米海軍と台湾海軍が4月に西太平洋で合同軍事演習を行なったと、ロイター通信が14日に報じた。台湾国防部の報道官は同日の記者会見で「海上衝突回避規範に基づき、通常の訓練を行なった」と発表した。
豪州シドニーのシドニー国際水泳センターで13日、ソーラーパネルが炎上し、数百人の学生を含む2500人以上が避難した。ニューサウスウェールズ州消防救助隊が出火の原因について調査している。
8940億ドルの2025会計年度国防予算を議会が今後数週間で審議する予定だ。ロバート・ピーターズ氏は、ロシアの戦術核兵器の優位性は「最も緊急の注意を要する」と述べた。
ロシアが最近行った戦術核兵器使用の威嚇を一見すると軽視されがちだが、「ウクライナ国外」の英軍施設への攻撃という状況は、あからさまな警戒とまではいかないまでも、注目を集めるものだ。