中華文明の薀蓄「杏林」
【大紀元日本8月18日】中国においても日本においても、「杏林」という言葉はよく名医の代名詞として使われている。その由来に関して、中国北宋時代に編集された『太平広記』(たいへいこうき)に詳しく記されている。
『太平広記』(第十二巻・董奉)の記載では、「杏林」という言葉は、三国時代の名医であった董奉の故事から出ている。董奉は後漢末から三国時代にかけての東呉の名医で、医術に優れ、卓越した医術で病気をたちまちに治し、高尚な医者として道徳の修養で世に知られていた。董奉と華陀、張仲景は同じように高名であり、「建安の三名医」として称えられた。
後に董奉は豫章の廬山に隠遁した。彼は山中にて耕作をせず、毎日のように病人をみたが、一文も取らなかった。ただ、重病の人が完全に癒ると、董奉はその患者に杏子の樹五株を植えさせ、病状が軽い人の場合は一株を植えてもらった。このようにして数年が過ぎると、植えられた木は十万株になり、一面は盛大な杏の林となっていた。彼は山中の鳥獣をすべて杏林の中で遊び戯れさせたため、木の下には雑草が生えず、まるで鋤で草を取り去ったかのようであった。
関連記事
生姜は冬に役立つ食材ですが、使い方によっては体の温かさを外に逃がしてしまうこともあると考えられています。酢と火の入れ方を工夫した、生姜焼きの一例を紹介します。
三日坊主で終わる目標を、今度こそ「続く習慣」に変えたい人へ。意志力に頼らず、自分自身の心理を味方につける発想とは? アイデンティティ・言葉・感情の3つから、無理なく変わり続ける実践的ヒントを解説します。
立春は、体が冬から春へ切り替わる途中にあります。不調が出やすいこの時期は、無理に補うより、季節に出回る食材を使い、体の流れを整えることが助けになると考えられています。
外遊びはただの気分転換ではありません。骨や免疫、集中力や心の強さまで育てる理由を科学的に解説。安全と成長を両立させる、親が知っておきたい屋外遊びの本当の価値がわかります。
毎日飲むコーヒー、その一杯は本当に安心ですか。健康効果の裏に潜む化合物とリスクを整理し、選び方・淹れ方で不安を減らす実践的なポイントを、研究結果をもとにわかりやすく解説します。