復讐を恐れてお墓に監視カメラ 大連市、「最牛」の村長が現れる

【大紀元日本4月23日】中国ではネット上で、「最牛」という言葉が流行っている。「とてもすごい」という意味だが、常識を超える現象や人物を表現する際に使うややネガティブなニュアンスを持つ。遼寧省大連市のある村の村長は、不当な手段で莫大な富を得たため、村民の復讐を恐れて墓に監視カメラを設置したことで、最近「『最牛』の村長」としてネットユーザーの間で話題になっている。

監視カメラを設置したのは、中国大連市旅順口区にある李家村の村長・張立興さん。村民の話によると、98年に村長に選出されて以来、張さんは村の企業のオーナーになり、村の土地を個人名義で販売するなどして莫大な富を得たという。炭鉱や建設会社も経営しているが、元オーナーを殴打したり、職員の給料未払いなどその横暴ぶりから村民の恨みを買っていた。

同じ村の住民によると、張村長の先祖の墓は、2回爆破されたという。「(村長は)村で悪事を働いたために報復された。爆破されるのを恐れて、税金を使って墓に監視カメラを設置した」と話している。

監視カメラを設置するために、電柱も新たに設置された。

張村長と村の幹部らの自宅にも、立派な監視カメラが設置されている。お墓への監視カメラの設置について、張村長は「治安のため」と説明。村の他の幹部も「監視カメラは村の財産を守るため。墓の近くにダムや果樹園があり、村民の果樹を守るためにカメラを設置した」と説明し、私用目的ではないことをアピールしている。

しかし、ある村民は、「村長の自宅には監視カメラが5台もあり、お墓には2台ある」と指摘する。「村の財産を守るだって?物が盗まれた時には、監視カメラは一度も役に立たなかった」と怒りを隠せない。また、張村長の別荘は贅沢を極め、車30台分の駐車場があり、その周囲に監視カメラが設置されているという。

張村長と親戚の豪華な別荘。周りに監視カメラが設置されている。

村民の話によると、張村長は村長選挙の際、賄賂や脅迫などの手段で、4回当選したという。張村長には人民代表大会の副主任を務める親戚がいるため、村民らが同氏の不正を訴えても相手にされない。村長に対する不満のはけ口として、何者かが村長一族の墓を爆破したとみられている。

(翻訳編集・YJ)
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