中国8割の地区で洪水 被災人口1億強、死者不明千人以上 被害拡大中

【大紀元日本7月23日】中国最大の川・長江の流域を中心とする南部で洪水が頻発する中、北部の黄河流域でも大洪水が起こる可能性が伝えられた。更に22日、台風3号「チャンスー」(Chanthu)が南部の広東省に入り、南部の水害は一層深刻化する見込み。

中国新聞社の報道によると、中国では今年に入ってから、10年来で最大の洪水被害に遭遇した。34の行政地区のうち27の行政地区で洪水が発生、25の内陸河の水位が最高記録を更新した。各地で河川の氾濫、土石流、地すべりおよび都市部での冠水が頻発し、広範囲で影響を受けているという。

「国家洪水・干ばつ防止総指揮部」の劉寧秘書長の21日の記者会見によると、20日時点の各地の洪水による被災人口は1.13億人に達し、64.5万棟の家屋が崩壊、7千ヘクタールの農地が水没した。701人が死亡、行方不明者は347人、直接的な経済損失は1422億元(約1.9兆円)に達するという。

▶ 続きを読む
関連記事
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。
白タク急増で10時間走っても赤字? 中国・東北でタクシーが一斉スト。追い詰められた運転手たちの町で何が起きているのか
冬に入って以降、中国の多くの地域で呼吸器系疾患が流行のピークを迎えつつあり、少なくとも17の省でインフルエンザが流行している。北京では他地域に先駆けて流行がピークに達し、インフルエンザの陽性率は45%近くに上っている
日本維新の会の石平参院議員は4日、自民党の麻生太郎副総裁が「(高市首相は)中国からいろいろ言われているが、言われるぐらいでちょうどいい」と発言したことについて、「むしろ、中国から文句の一つも言われない日本の指導者の方が要注意であろう」と同意した