大震災経験者からの実践的なアドバイス

【大紀元日本3月20日】マグニチュード9.0を記録した東日本大地震から一週間が経過したが、震源地周辺や関東、静岡などで今も余震が続いている。95年に起きた阪神・淡路大震災の経験者がネットに寄せた震災時のアドバイスを、ここに紹介しよう。

地震が起こったら

自分の安全を確保した後、下記のことを実践しよう。

必ず窓を開ける

家にいる人は、お風呂に水をためる

電気が通じる人は、ご飯を炊く

X字の亀裂が入っている所はすぐに崩壊するから注意する

靴のヒールは折る

火傷したら広がりやすいため、ストッキングはできるだけ脱ぐ

生理用ナプキンはいい止血帯になる

平常時にも用意しておくもの

携帯と充電器、ラジオ、ペットボトルの水は必須

食料備蓄は最低3日間の自立を考慮する

トイレは基本的にないからビニール袋を用意する

この他にあった方がいいもの―お金、ペンライト、お菓子、応急セット、ハンカチ、ティシュなど。普段コンタクトレンズをしている人は、メガネを常に携帯するとよい。

安否確認はダイアル171

「171+1+自分の電話番号」で自分の伝言が残せる。伝言を聞きたい時は、「171+2+安否を確認したい相手の電話番号」をダイアルする。

できるだけ安否確認だけにして、話はしない。救急ダイアルが混乱する可能性がある。

 ケースバイケースの身の守り方

屋内の場合

●家の中

・火の始末はすみやかに

・テーブルの下にもぐる(無理なら座ぶとんなどで頭を守る)

・ガラス片が危険なため、素足で歩かない

●デパート・スーパー

・バッグなどで頭を保護

・ショーウインドウや売り場から離れ、壁際に。

・係員の指示に従う

●ビル・オフィス

・机や作業台の下にもぐる

・ロッカーなど大型備品の転倒、OA機器の落下に注意

●集合住宅

・ドアや窓を開けて、避難口を確保

・エレベーターは絶対使用しない。避難は階段で

屋外の場合

●路上

・かばんなどで頭を保護し、空き地や公園などに避難

・ガラスや看板などの落下に注意

・建物、ブロック塀、自動販売機などには近寄らない

●路上運転中

・ハンドルをしっかり握り徐々にスピードを落す

・道路の左側に車を寄せ、エンジンを切る

・避難するときは、キーをつけたままに

・車検証や貴重品は携帯する

(鶴田)