「根性ツバキ」

【大紀元日本4月22日】岡山市半田山植物園は満開の桜を愛でる人々でいっぱいです。そのなかに、根性ツバキの札を見つけ近寄ってみると、直立したツバキが白いをつけていましたが、心なしか寂しげで窮屈そうでした。

排水溝の穴を突き破るように伸びるツバキの幹

根元を見ると、排水溝の空気抜きの穴でしょうか、その内の一つから木が育ち、生長した幹が穴いっぱいに太っています。一つの穴の直径は5センチ弱です。栄養は根から十分摂れていたかもしれませんが、酷暑や厳寒に耐え、ただひたすら光を求めて伸びたようです。

隣のツバキ

一方、1メートルほど離れた盛土には、同じ背丈の白いツバキが伸び伸びと枝葉を広げて咲いているではありませんか。今年この園では、2カ月も遅れての開花だそうです。万葉の昔から愛されている椿。花はもとより幹、枝、葉、そして種子(実)から採れる油、灰になってからも人々の生活に溶け込んでいる植物です。文学をはじめとして、茶花、染料、整髪にまでも数え切れないほど様々に利用されています。

ツバキの花

「根性」のある植物としては、道のアスファルトを持ち上げて根を張る竹があります。また、かつてはダイコンなども話題にのぼりましたが、このツバキも環境に負けず、元気に育ち花を咲かせ続けて欲しいものです。

(文/写真・鶴山)
関連記事
研究者は、ワクチン接種を受けた人々がCOVID-19に感染するリスクが高いことを発見した。
昔々、森の中に一匹のトラが暮らしていました。年を取り、もう自分で獲物を捕ることもできませんでした。ある日、トラは、湖のほとりで金の腕輪を見つけました。
梅雨時のじめじめした空気には気分も下がりがちですが、体調まで崩してしまっては大変です。
私たちは親族や友人との集まり、上司や同僚、顧客との打ち合わせ、または面接やプレゼンテーション、公の場でのスピーチなどに参加する際、私たちのボディーランゲージは私たちの全体的な心身の状態を伝えています。特に会場に入る際、多くの目があなたを見つめているかもしれませんが、あなたは自信を持って、状況をコントロールすることができますか?
近年の研究では、アルツハイマー病患者は症状が現れる数年前から脳に病変が生じ始める可能性があることが示されています。したがって、認知症や行動の予防は老化してからでは遅すぎます。日本の専門家は、40代から予防策を取ることを提案しています。