処分したはずの有毒粉ミルク、四川省で豚の飼料に

【大紀元日本7月7日】中国でメラミン混入の有毒粉ミルク事件が発覚してから3年、当局が処分したはずの有毒粉ミルクが市場に出回っていることが判明した。四川省では安全基準値515倍の有毒ミルクが養豚場で豚飼育に使われていた。

地元紙「重慶晩報」によると、現地のある闇業者は2年前から、メラミン混入の有毒粉ミルク計6.75トンを仕入れて、重慶市や成都市近郊の複数の養豚場に販売していた。昨年10月、不審に思った養豚場の経営者が現地当局の保健所に成分検査を依頼したところ、サンプルから安全基準の最大515倍となるメラミンが検出された。

問題の粉ミルクの袋には商品名や、メーカーなどのいかなる標識もない。養豚場の経営者によると、摂取した子豚は下痢が止まらくなり、与えるのを止めると、症状が消えたという。

▶ 続きを読む
関連記事
自閉症は一つではなかった――。最新の国際研究が、早期診断と遅発診断で遺伝背景や発達経路が異なることを解明。支援やスクリーニングの在り方を見直す重要な知見です。
首・背中・腰・肩・足。よくある痛みやこわばりは、無意識の「かばう動き」から広がることがあります。日常に取り入れやすい6つの基本ストレッチで、体の動きを取り戻すヒントを紹介します。
浴室以外にも潜む、家の中のカビ危険地帯。毎日使う玄関マットや歯ブラシ立てなど、見落としがちな場所と簡単対策を知れば、家族の健康と住まいの清潔を守るヒントが見えてきます。
高タンパクと書かれたクッキーや飲料が増えています。でも「プロテイン入り=健康」とは限らない可能性も。必要量は人によって違い、まずは何から摂っているかが大事──流行との距離感を考えます。
抗生物質だけでなく、身近な薬も腸内細菌に影響する可能性がある――。中医学では胃腸を「土」にたとえ、体を育てる基盤と考えてきました。腸の乱れを別の角度から見直すヒントです。