「ダークホース」の野田新代表に中国は警戒 ネットユーザーは冷静

【大紀元日本8月30日】「ダークホースの野田佳彦氏が民主党代表に当選した」。人民日報ネット版は29日午後こう報じた。民主党代表選に注目した中国政府系メディアに広がる意外感を窺わせ、「期待できない 中国に対する立場が強硬」との見出しの評論も立て続けに掲載した。

代表選前の中国メディアは、代表選は海江田氏と前原氏との戦いになると見込んでいた。当日の環球時報(人民日報傘下)は「日本首相選挙 5人混戦」との見出しで5人の力関係を分析した。その中で「5人の候補の中で、前原氏と海江田氏がもっとも有望」だとし、2人の中国に対する立場の相違を詳しく分析した。

海江田氏は、名前の「万里」が「万里の長城」から名付けられたことや、中国語が堪能なことなど、具体的なエピソードを交えながら好意的に報道した。それに対し、前原氏は「親韓派」として紹介し、ロシアメディアを引用した形で、「タカ派」の前原氏は、中国のみならず、ロシアにとっても「厄介」な相手で、「もっとも歓迎されない人選だ」と酷評した。

▶ 続きを読む
関連記事
高市総理は著名クリエイターらと意見交換を行い、日本文化の世界発信を表明。外交現場で実感した「コンテンツの力」を背景に、550億円の基金を活用し、成長戦略として産業を強力に支援
日本とメルコスールは「戦略的パートナーシップ枠組み」を創設。貿易やGX分野で協力を深め、未来志向の経済関係を築く堅固な基盤を提供する。年明けには初会合を予定し、将来の経済連携に向けた議論を加速させる
12月、IAEAタスクフォースが第5回目となる安全性レビューのため訪日。放出実績の議論や現地調査の結果、安全が改めて確認された。今後も透明性の維持と国際的な理解促進が進められる
高市首相は中央アジア5か国と初の首脳会合を開催した。「東京宣言」を採択し、3兆円規模のビジネス目標やODA締結を含む「東京イニシアティブ」を立ち上げ、互恵的なパートナーシップの新時代を切り拓く
日韓基本関係条約発効60周年を迎え、高市首相はSNSで「両国が積み上げた60年の交流・協力」を強調し、未来志向の連携を呼びかけた。訪韓時の国旗への一礼とこの投稿が重なり、韓国国内の警戒は信頼へと変化している