中顧委が復活 胡温両氏が院政を敷くのか=香港メディア

【大紀元日本5月30日】中央委員会の補佐・助言機関である中共中央顧問委員会(略称・中顧委)が復活する可能性が出ている。今秋の第18回党大会で引退する予定の胡錦濤国家主席と温家宝首相が、同委員会の主任と副主任を務め、胡錦濤氏は引き続き軍のトップである中央軍事委員会主席を兼任する。香港メディアが北京の情報筋の話として報じた。

事実となれば、両氏は実権を握り「院政」を敷くことになる。

中顧委は1982年に_deng_小平氏の提案で、当時老齢化になった古参幹部を政権の第一線から引退させるための受け皿として設立された。同氏は自ら初代の主任を務めた。政権の若返りを図ると同時に、指導部の補佐・助言機関として「長老たちに引き続き一定の役割を果たしてもらう」のが目的だという。結果として、引退した長老が引き続き政権を強く支配することになった。1992年に同委員会は廃止された。

今回の情報筋の話では、指導部内では、中顧委の復活に賛成する意見が多いという。

(翻訳編集・叶子)
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