周永康氏の権限が一部剥奪か 薄氏がらみで中央「安全のため」

【大紀元日本6月12日】大紀元が入手した情報によると、周永康・中央政法委書記の北京での役目は、すでに孟建柱・公安部部長に移管されている。理由は「安全面での配慮」だという。

英フィナンシャルタイムズは5月13日、すでに取り調べを受けている薄熙来重慶市元トップの事件と深く関与したとして、周氏の権力は全面的に孟氏に移っていると報道している。これは事実上の失脚を示す。

周氏は5月31日、新疆ウィグル自治区への支援に関する全国会議に出席したのを最後に、公の場に姿を見せていない。薄氏事件後、ほかの8人の中央政治局常務委員の外国訪問が報じられているなか、周氏の外遊報道は出ていない。

重慶事件後、周氏は薄氏と共謀し、次期最高指導者の習近平副主席の就任阻止を計画していたと暴露された。北京業務だけの移管と、理由の「安全面の配慮」はこの計画と関係しているとみられる。

 (翻訳編集・高遠)
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