【ぶらり散歩道】ー富山篇ー 黒部川きときと「魚のつかみどり大会」

【大紀元日本8月23日】じっとりと暑い北陸の夏。涼を求めて、魚のつかみどり大会に行ってきました。

今年で第26回目を迎えたこの大会は、富山県黒部市にある、清流黒部川の左岸で毎年行われます。捕った魚は無料で持ち帰ったり、その場で塩焼きにしたりすることもできます。

場所は、河川敷地内のせせらぎを利用して作られた深さ20センチ~40センチの約3,200平方メートルの池です。

九時半になり、主催の黒部川漁業協同組合の方々が魚を積んだ大型トラックから太いパイプを川まで引き、タンクから魚をどんどん川に放ちました。イワナ、ヤマメ、アユ、ウナギなど1万5千匹もあるそう。水面でピチピチはねる魚たちに、子供たちは大興奮でした。池の周りでは2歳の子供から70代のお年寄りまでが軍手をはめて準備万端、花火の音で一斉に川に入りました。

素足に感じる水の冷たさが心地いい。魚は多くて、手足に当たったりします。しかし、動きは素早く、なかなかうまく掴めません。やっと手が触れたと思っても、ぬるぬるとしているので、あっという間に逃げられてしまいます。

周りを見ると、仕切りの外の川に座っているおじさんが10匹も捕まえていました。「何かコツがあるのですか」と聞くと、「座ってじっと待つ。必ず両手で、捕まえたら中へ入れるまで油断しない」と教えてくれました。

落ち着いて、座り込んでやってみたら、なんと長さ15センチのアユをゲット!初めての体験で、嬉しくてたまりませんでした。

池の中では約2千人の人々が、真剣そのもの。「捕まえた!」という歓声を上げたり、写真を撮ったり…暑さを忘れさせてくれる一時でした。都会ではなかなか味わえない自然とのふれあいです。2時間もしない内に、池の中の魚はほとんどなくなり、川沿いにはいい香りが充満していました。涼しい川の風に吹かれて、綺麗な立山連峰を眺めながら、魚の塩焼きを食べる。最高の一日を満喫しました。

 

(文と写真/工 優美)