江蘇省の8歳女児、肺がんに 若年肺がん患者が急増

【大紀元日本11月6日】中国東部の江蘇省で8歳の女児が肺がんと診断された。大気汚染の原因となる微小粒子状物質PM2・5が関係しているという。中国新聞網が4日報じた。

同報道によれば、肺がんと診断された女児の自宅は道路に面しており、罹病は長期間、自動車の排ガスなど有害物質を吸っていたことが原因だと医師は指摘している。

肺がんは通常、50代以上の罹患者が多いが、同報道は病院の統計として、ここ数年、30~50代の肺がん患者数がもっとも高い伸び率を示していることを指摘した。江蘇省の省都・南京市にある病院では、呼吸器外科の120病床のうち、50病床は肺がん患者で、多くの患者は30、40代の非喫煙者だという。

肺がんの死亡率はがんの中でも最も高く、全体の25%を占めていると同記事。世界保健機関(WHO)は10月、大気汚染ががんの原因になるとする研究結果も発表している。

3日に天津市で開催された第22回アジア太平洋がん学会で、会長のコウ希山氏は、アジア太平洋地域で毎年増えるがん患者の数が世界の45%を占め、がんによる死亡者数は世界の半数を占めていると発表した。中国で深刻化しているPM2.5による健康被害は今後ますます、表面化することが予測される。

(翻訳編集・張凛音)
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