麦と稲の文化 人の性格に影響

【大紀元日本7月31日】中国の南方の人と北方の人は気質が違うと言われているが、これはと小の文化の影響によるものだとする論文が、米雑誌「サイエンス」に掲載された。

中国の揚子江(長江)を境に、南方と北方に分かれるが、南方の稲作の場合、皆で一緒に堤防を築いたり、用水路を建てたり、水源を分かち合って収穫時に助け合う必要がある。そのため、人々の性格比較的に協調性が高く、友人に対して忠実で、双方の友好関係を重視する傾向がある。

一方、北方では小麦を植える時には南方人ほど協力し合う必要はなく、人々は比較的に個人主義の性質が強いという。また、一般的に北方人はせっかちで、率直にものを言うのに対し、南方人は思慮深く、我慢強い傾向がある。しかし、稲と麦を両方とも栽培している地域の人々は、このような性格の違いがないことが分かった。

この研究を行った米国バージニア大学心理学博士課程の大学院生トーマス・タルヘルム氏(Thomas Talhelm)は07年、中国南方の広州市で1年間高校の教師をした後、北方の北京に移住した。人々と接するうちに、南方人と北方人の気質の違いを感じ、この研究を始めたという。

彼の研究グループは、1162人の大学生を対象にアンケートを行い、出身地と性格の違いを分析した。これらの学生たちは直接農業に従事したことはないが、古来の食文化が人間の気質に影響していると研究者は指摘している。

 (翻訳編集・学静)