香港民主化デモ、「世界で最も友好的デモ隊」=米メディア

【大紀元日本10月3日】香港で行政長官選挙の民主化を求める抗議デモは今もなお続いている。衝突のなかでも香港人はフレンドリーで行儀よく秩序を守りながら、民主主義への憧れを訴える姿が、文明度の高い国民と称えられ、国際社会の注目を集めている。米CNNテレビなどが伝えた。

1日付CNNの報道によると、大規模な集会やデモは通常、人混みやゴミの山・トイレ不足などの混乱状況を思い起こさせるが、これはいずれも香港の民主化運動に属しないものだ。連日続く集会・デモの中で、リーダーシップや管理組織は存在しないものの、整然とした現場の環境と香港人の友愛奉仕や自律礼譲の精神に世界中が感心した。

こうした整然と秩序立つ香港社会の伝統と価値観は再び、今回の民主化デモを通じて表れている。とりわけ、9月28日夕方から29日未明にかけて、香港警察がデモ隊に発射した87発の催涙弾に対し、デモ参加者らは怒りと衝撃を受けながらも、冷静さと自制を維持しつつ暴力行為には走らなかった。

またバリケードの傍らにいる香港市民らは道案内などをしたり、空きペットボトルの回収後には1つの果物を渡してくれる。お互いに「ありがとう」や「どうぞ」と言うことを決して忘れない。そのため、選挙の民主化を求めて「傘の革命」に参加する香港人は「世界で最も友好的デモ隊」であるという。

タオルなどを洗っているボランティア (Anthony Kwan/Getty Images)

傘置き場 (LAURENT FIEVET/AFP/Getty Images)

ゴミの分別収集コーナー (LAURENT FIEVET/AFP/Getty Images)

食料及び飲料水配給コーナー (XAUME OLLEROS/AFP/Getty Images)

(翻訳編集・王君宜)

関連記事
5月3日早朝、ロシア警察による法輪功学習者の家宅捜索が5件あった。「望ましくない組織」のために活動した疑惑で、4名が拘束された。ロシアの主要メディアが報じたが、法輪功に関して、中国共産党による誤った情報をそのまま流している。
フランスで、中国共産党の海外警察組織が反体制者を中国へ強制送還しようとする事件が発生した。 駐仏中国大使館の職 […]
自然死はまあ大丈夫だが、それよりも悪いのは、中国の実験室で漏れ出たコロナで何百万人もの死者を出したことだ。さらに悪いことに、その費用はすべて自由世界の税金で賄われている。中国が新たな感染症災害を招くと確信。 アメリカは、中国製の次の「殺人鬼」の誕生に資金を提供したり、協力したりすべきではない。
豪州戦略政策研究所の最新報告によると、中国共産党(中共)は、世界で人気のアプリを介して、外国人ユーザーのデータを収集し、世界の情報環境に変革をもたらし、海外での宣伝活動の影響力を増しているという。
中国共産党は世界的に流行しているアプリを通じて外国人ユーザーのデータを集め、世界の情報エコシステムを変革し、海 […]