杭州臓器移植大会、国際組織は欠席 「臓器狩り」再注目

【大紀元日本10月31日】中国臓器移植大会2014(Chinese Transplant Congress)が29日から31日にかけて、杭州市で開かれた。もともと9月に重慶で開催予定だった同大会は8月末、急遽、今月29日に杭州で開催すると日程変更が発表された。

主催側は突然の変更通知に「いくつかの特別な理由」としたが、内容は明かされていない。前年度大会と比べると、今大会の宣伝などは非常に控えめだ。公式サイトでも、英語版を設けず、中国語版のみを開設した。多くの海外移植医療の専門家が招待されず、国際移植組織も欠席した。

中国当局による伝統気功・法輪功の弾圧が始まった1999年から、中国の臓器移植件数は急に増え始めた。人権弁護士らからなる国際専門調査団やジャーナリストの調査によると、強制収容所に収められた法輪功学習者らは、この当局による臓器奪取された「生体臓器バンク」の出所となり、生きたまま臓器を収奪されていると指摘している。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の夜空でドローンが「謎の霧」を散布。十数省で相次ぎ報告され、焦げた臭いに住民が騒然。当局は沈黙したまま…何が起きているのか。
中国の鉄鋼業は不動産不況やインフラ投資減速により縮小傾向。2025年までに鉄鋼輸出が5割減少すると指摘している
小野田紀美科学技術相は5日の記者会見で、南鳥島沖で進められる国産レアアース採掘に向けた深海試験について、「我が国の経済安全保障上、極めて重要な取り組みだ」と述べ、研究開発への期待を示した。
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。