中国大物汚職幹部 米で逮捕
【大紀元日本5月29日】米司法当局は28日、中国国外逃亡の汚職女性幹部・楊秀珠容疑者(69)を逮捕し、ニュージャージー州の拘置所に勾留していることを発表した。中国南部浙江省の建設庁元副庁長、同省温州市元副市長だった同容疑者の不正流用金は2.5億人民元(約50億円)を上回るとされ、12年前に国外に逃亡していた。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙は米国土安全省移民・関税執行局(USICE)の発表として、楊は米ビザ免除関連規定に違反した容疑で逮捕され、中国に強制送還される予定と報じた。関係筋の話では、不正取得した米ビザ免除指定国であるオランダのパスポートでアメリカに入国、昨年6月に逮捕されたという。
楊は2003年4月、娘夫婦と孫を連れて上海からシンガポール経由でオランダに逃亡したとされている。
関連記事
物議を醸している英ロンドンにある中共の「メガ大使館」計画が、3度目の延期となった。イギリス政府は12月2日、この計画の審査期限を来年1月20日まで延長すると発表し、国家安全保障上の懸念が一段と高まっていることを理由に挙げた
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。
米下院が社会主義体制の弊害を非難する中、中国共産党からの離脱「三退」は4億5500万人を突破。宗教弾圧や権力集中への国際的懸念が強まる一方、中国社会では静かな体制離れが広がっている
中国共産党が世界的な規模で拡張を続ける野心と、それに伴う国際安全保障上の脅威が懸念される中、多くの国々が戦略の見直しを加速させている
中国欧州連合商工会議所(EU商工会議所・中国)が1日に発表した調査で、中国共産党政権による輸出規制が欧州企業の調達戦略に影響を与え、中国依存からの分散を進める動きを促していることがわかった。影響はサプライチェーンや納期、収益にも及んでいるという