米国籍離脱者、史上最多
アメリカ政府が海外在住の米国人の脱税行為に対する取り締まりを強化し、税収関連法規を複雑化したことから、米国籍を離脱、または同永住権を放棄する人が急増している。最新の米政府統計によると、今年第3四半期は前年同期比84%増で、史上最多の1426人に達した。CNNが報じた。
今年の人数は現時点で3221人、昨年度は3415人で2008年の15倍になった。
多くの国とは異なり、海外在住の米国人には、所在国での所得に応じた税金、国外の1万ドル以上の資産を米税務当局に申告、納税することが義務付けられている。その手続きは2009年の税制改正によりいっそう複雑になったため、会計士や弁護士などの専門家に依頼して申告しなければならず、高額な費用が発生する。
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