慣れない場所では、なかなか寝付けない人が多い(Shutterstock*)
脳と睡眠

環境が変わると眠れない!そのワケとは

旅先のホテルや宿などで、なかなか寝付けなかった…という経験がある人も多いでしょう。 特に、慣れない環境での初日は、多くの人がグッスリ眠れないことがありますよね。これは「第一夜効果」と言われ、睡眠研究の分野ではよく知られているのです。

今年5月、米ブラウン大学は被験者35人を対象に、この「第一夜効果」と脳の動きについて研究を行いました。その結果、多くの被験者は睡眠テストの初日、右脳より左脳の方が活発に働く傾向があることが分かりました。この左脳は、目覚まし時計のアラーム音など外界の刺激に素早く反応し、覚醒しやすい状態にありました。一方、次の夜からは、被験者たちの左右の脳の動きに違いは見られませんでした。二日目以降は環境に慣れるため、脳が警戒しなくなるのかもしれません。

(rachel CALAMUSA/Flickr)

多忙な出張をこなす人にとって、良質な睡眠はとても重要です。もしかしたら、「どこでも初日にグッスリ眠れる人」が、デキるビジネスパーソンの秘訣なのかもしれませんね。

(文・郭丹丹)

関連記事
人生の黄金期に入り、コストが低く快適な退職生活を送ることができる場所を選ぶことは非常に重要です。幸い、地球上にはアメリカよりも生活費が低い国が多くあり、その中の7カ国では、月に10~13万円前後の支出で楽しい退職生活を送ることができます。
多くの人が長生きして幸せになりたいと願っていることでしょう。これはどこの国の人にとっても共通の願いです。実は長 […]
アメリカのリーバイス(Levi’s)は、デニム生地とジーンズの製造で有名であり、その製品は世界中で販売されています。ジーンズをいつ洗うべきかという問題に対して、同社の最高経営責任者が自身の考えを表明しました。
古代中国では、二輪の戦車は戦場に欠かせない乗り物でした。紀元前2000年ごろの夏(か)の時代に現れ、歩兵や武器を戦場で移動するために使われました。
地域や王朝によって形の異なる太鼓が生まれ、それぞれ異なる場面で使用されました。