編集者注:夜更かしが健康に及ぼす影響は、私たちが想像している以上に大きなものです。やむを得ず夜更かしをしなければならない場合には、中医師がすすめる4つのリカバリー対策を取り入れることで、体へのダメージを軽減させることができます。
夜更かしが体に与える悪影響

西洋医学の視点
夜更かしをすると、肌の状態が悪化し、ハリが失われやすくなり、クマも濃くなります。さらに、骨量の減少が進みやすくなるほか、睡眠の質が低下し、記憶力や認知機能にも悪影響を及ぼします。また、血糖値や血中脂質のコントロールが乱れやすくなることも指摘されています。
加えて、研究によると、たった一晩の夜更かしであっても、体内の一部の免疫細胞の割合が変化し、免疫システムが急性炎症の状態に傾くことがわかっています。このような状態が長期間にわたって繰り返されると、慢性炎症のリスクが高まり、心血管疾患やがん、神経変性疾患の発症リスクを高める可能性があります。
中医学の視点
中医学では、夜11時から午前3時は「肝・胆」の経絡が巡る時間帯であり、体が解毒や修復を行う非常に重要な時間と考えられています。この時間帯に深い眠りに入れていないと、肝や胆の気血の巡りが乱れ、気血の生成や代謝に影響を及ぼします。その状態が長く続くことで、心・脾・肺・腎といった他の臓腑の働きにも悪影響が及び、全身の陰陽バランスが崩れてしまいます。
夜更かしのダメージを軽減するための4つの対策
まず大切なのは、夜更かしを続けないことです。どうしても夜更かしが避けられない場合には、次の4つのリカバリー対策を取り入れることで、体への負担を軽減することができます。第一に、翌日の昼に30分ほど仮眠を取ること。第二に、味の濃いものや刺激の強い食事(辛いもの、揚げ物など)を避け、肝臓への負担を減らすこと。第三に、以下のような体を温め、疲労を和らげる薬膳やお茶を取り入れること。

第四に、動悸や頭の張り、眠りにくさなどがある場合には、次のツボをマッサージして回復を促すこと。


ワンポイントアドバイス:夜更かしは、どうしても避けられない場合もありますが、できるだけ頻度を減らすことが大切です。また、日頃からセルフケアを意識することも重要で、バランスの良い食事、規則正しい生活、そしてツボ押しなどを取り入れることで、体質を整え、体の機能や心身の活力を保つことにつながります。
本記事は『夜型生活者必見!夜更かしによる体への負担を減らす方法』〈台湾昌盛堂中医クリニック提供〉より一部を抜粋・編集したものです。
(翻訳編集 華山律)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。