中国人のスモッグ避難「洗肺」ツアー アイスランド、南極が人気

大気汚染の改善が見られない中国では、良い空気の環境で新年を迎えたいと願う海外旅行者が増加している。中国オンライン大手旅会社Ctripが行った「スモッグ避難ツアーランキング」アンケート調査では、「スモッグ避難」「肺をきれいに洗う(肺洗)」「森林」などのネット検索キーワードが倍増したと報告している。

アンケート調査によると、中国人が考える最もきれいな空気を持つ場所はセーシェル(セーシェル共和国、インド洋に浮かぶ115の島からなる国家、モルディブアイスランド南極だった。また、タイのプーケット、バリ島、韓国の済州島、中国の海南島が人気旅行先だ。

中国人はきれいな空気に飢えている。質問の「今一番したいこと」について、北京の住民は「スモッグから逃れられる場所へ行きたい」となっている。

昨年12月から現在まで、深刻な大気汚染の影響で北京など62の都市が警報を発令し、25の都市が4段階で最も厳しい「赤色警報」を発令した。

世界保健機関(WHO)は健康に害を及ぼさないPM2.5の値が、1立方メートル当たり25マイクログラムであるのに対して、今月北京天安門広場でのPM2.5値が1立方メートル当たり475マイクログラムに達している。

(翻訳編集・豊山)

関連記事
  イギリス政府は、中国共産党のスパイ活動に対する懸念から、2025年4月までに国内の重要施設からす […]
極真会館の長谷川道場出身、纐纈卓真氏にインタビューした。その強さの秘密を聞いてみた。また、インタビューの間に空手についての情報を挿入してゆく。
元米国務長官マイク・ポンペオの中国政策上級顧問、シンクタンク、ハドソン研究所の中国分析センター所長である余茂春氏は、「中国共産党の最大の弱点は人権」とし、「米国が中国との関係で優位に立つためには、この点を狙わなければならない」と明らかにした。「人権問題は中国と米国の関係、さらに中国と他のすべての国の関係に大きな影響を与えるだろう」と強調した。
4月24日、米宇宙コマンド司令官スティーブン・ホワイティング大将が日本を訪れ、中国の宇宙軍事力の異常な増強に対して警告を発した。ホワイティング司令官は木原防衛相、統合幕僚監部議長、航空自衛隊長や航空宇宙事業本部長等の要人と対話し、宇宙領域における日米同盟のさらなる強化に向けた協力を確認した。
鬼木誠防衛副大臣は29日、フィリピンを訪問し、同国のテオドロ国防相と会談した。日本がフィリピンに供与する移動式警戒管制レーダー2基目の引き渡し式典にも出席した。東アジア地域における中国共産党の拡張に対して連携して抑止を図る。