生物の不思議

【動画】生の鶏むね肉みたいに変身するヤモリ

敵の攻撃から身を守るため、多くの種のトカゲは、再生可能な尻尾を切り落とす方法をとる。しかし、新種のヤモリは、身体のうろこを削ぎ落して逃げるという能力をもっていることが分かった。新皮があらわになった姿は、まるで生の鶏むね肉のようだ。

英メディアSeekerが7日に伝えたところによると、Gecolepis megalepisと命名された新種のヤモリは、アフリカ南東の島マダガスカルで発見された。「魚鱗を持つヤモリ」に属する新種の発見は75年ぶり。研究調査は科学誌PeerJジャーナルに掲載される。

  同種のヤモリは捕食者が攻撃すると鱗を失う。 しかし、このたび発見された新種は比較的大きなウロコを持ち、素早く、全ての落とすことができる。「裸」になったヤモリの姿は、生の鶏むね肉のように見える。

研究代表者であるドイツのルードヴィグ・マクシミリアン大学の大学院生Mark Scherzさんは、ウロコを脱落させたヤモリは「湿度の高い安全な場所を探し、数週間後にウロコを再生させることができるだろう」とメディアに語った。

この研究を通じて、科学者は、ヒトの皮膚の再生に応用できるよう、この新種のヤモリの能力の解明を目指す。

(翻訳編集・佐渡 道世)

関連記事
4月29日、最高裁は億万長者の起業家、イーロン・マスク氏の米証券取引委員会(SEC)との合意に対する異議申し立てを却下した。この合意は、法的監視機関がマスク氏のソーシャルメディアへの投稿を審査することを需めるものだ。
カナダの中国系教授が、中共が推進する先端技術と知的財産の窃取を目的とする「千人計画」に関わっており、これがカナダの国家安全にとって脅威になっている。
とんでもないおふざけと残酷なディストピアを力づくで押し付けようとする単一の方針が、これほど急速に地球全体を支配したことはない。2020年、コロナウイルスを封じ込めようとする無益な試みによって、これは起こった。
5月27日、世界保健機関(WHO)は年次世界保健総会(WHA)を開催する。アントニー・ブリンケン米国務長官は5月1日(水)、台湾にオブザーバーとして会議に参加するよう強く求めた。
4月23日、チェコ下院議会で法輪功迫害に関する公聴会が開かれた。プラツニク保健副外相は「法輪功学習者に対する臓器収奪は我が国だけでなく、世界中の議会で非難されている。到底容認できない行為だ」と強く述べた。