大規模複合施設「GINZA SIX(ギンザ シックス)」に入居

東京・銀座6丁目の中央通りに「フェンディ 銀座店(FENDI GINZA)」がオープン

2017年4月20日(木)東京・銀座6丁目の中央通りに「フェンディ 銀座店(FENDI GINZA)」がオープン。

銀座の歴史のなかで、かつてないスケールで進行する再開発事業。そこに誕生する大規模複合施設「GINZA SIX(ギンザ シックス)」に入居する同店は、中央通り沿いにエントランスを構え、GINZA SIXの建築を担当した建築家谷口吉生(たにぐち よしお)の提案である「のれん」として独自のファサードを設けます。

東京を本拠とする建築スタジオ、キュリオシティの設立者であり建築家のグエナエル・ニコラ(Gwenael Nicolas)がデザインを手がけた堂々たるファサードは、アーチのエレガントな形状に新たな解釈を加えて設計されました。

銀座6丁目にオープンする大型商業施設「GINZA SIX」に、フェンディの目を通して見たローマが投影されているのです。

フェンディが本社を置くローマの記念碑的建造物「イタリア文明宮(Palazzo della Civiltà Italiana)」、そして日本の伝統である「のれん」の情緒的な繋がりが同店のファサードに反映され、見る人をブランドが受け継いできた伝統とラグジュアリーな世界へといざないます。

お客様は店内を巡りながら、フロアごとに全く異なる世界観に驚かれることでしょう。エントランスのある1階では縦の列ごとに奥行きが異なるひとつながりのシェルフにハンドバッグがディスプレイされ、アクセサリーは垂直のニッチ(壁龕)とカウンターにディスプレイされています。エントランス側は、高さが2倍のハンドバッグ・ウォールとなっており反対側の天井から吊り下げられた東信によるオブジェ「ファーツリー(Fur Tree)」は、ファサードの最も目立つコーナーにあり、数百個ものファーのポンポンがあしらわれたユニークな作品です。ハンドメイドのゴールドのスタッコ塗りの背景が、フェンディの最も重要な製品を際立たせます。

エントランス正面の「スパイク ウォール」は、17,500個ものスパイクを手作業で取りつけた、ブティックの最もアイコニックなディスプレイのひとつ。伝説的アイコンバッグ「バゲット(Baguette)」が飾られています。帯状のベンデスや立体的なスタッコ塗りの白い表面に正方形内に歴史ある十字のパターンを配した伝統的な寄せ木が、活気を与えています。さらに3番目の売り場の左側のキャッシュルームには、画家ピエト・モンドリアンの作品からインスピレーションを得たパターンの、立体的な質感のスタッコ塗りが施されています。

ブラックとゴールドのポルトロ大理石を使った大階段はあたかも、巨大なアイボリーの空間内にしつらえられた黒い彫刻かのようです。この階段はフロアの中央に位置し、4つのフロアを垂直につないでいます。「モンドリアン」スタイルで構成される3種の異なるパターンの立体的なスタッコ塗りパネルの間で、垂直のファータブレットと製品を飾るニッチ(壁龕)が、光の中に浮き上がります。中央のリボンを巻かれディテールに真鍮を使ったシャンデリアは、リンゼイ・アデルマン(Lindsey Adelman)に特注したインスタレーションです。

2階の踊り場正面のシューズエリアは、ラッカー仕上げを施した垂直のブルーのフィンと、背景のホワイトとシルバーのメタルメッシュ(金網)が特徴です。シルバーのハンドメイドのハイライトが、特別な製品を引き立てます。

シューズエリアから見えるのが、隣接するプレタポルテルーム。壁には陰影のあるアイボリーのラッカー仕上げが施され、ラディカ材で囲われた大きなニッチ(壁龕)に、レディ・トゥ・ウェアとファーがディスプレイされています。

さまざまな色の大きなハンドメイドのシルクカーペットには、厳選されたイタリアのヴィンテージ家具が置かれ、このユニークな空間の雰囲気を盛りあげています。

3階は壁のブラックのラッカー仕上げと、天井のコーブから下がり床のコーブから上るシルバーのリーフのストライプによって独特の雰囲気が漂っています。ファーのハイライトは、壁に吊り下げられ裏面のパネルをシルバーで覆ったケージによって生み出されています。売り場の中央には、ウォッチのための貴重なニッチ(壁龕)と「メイド・トゥ・オーダー」エリアがあります。

カラーパネルにファーやレザーのさまざまな素材サンプルをディスプレイして、ご自分のお好きなものを注文していただけるようにしています。このエリアに隣接するVIPルームには、ファブリックと鏡のついた陰影のある壁を配しています。ここでも選び抜かれた家具が、ラグジュアリーな環境を引き立てています。

次ページ > 地下1階のメンズフロア

 

地下1階のメンズフロアでは、ハンドメイドのブラウンのラッカー仕上げ、ホワイトとシルバーの背景、ダークグレーのメタルメッシュ(金網)、ダークブラウンの寄せ木が、全体のムードを男性的に一変させています。

階段を降りてすぐのハンドバッグルームをはさんで一方はレディ・トゥ・ウェア、およびシューズ、もう一方は、アクセサリー、およびレザーグッズのエリアとなっています。

フェンディ 銀座店

住所 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX

電話 03(3569)0311

営業時間 10時30分~20時30分

ウェブサイト: https://www.fendi.com/jp

 

 

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