まるでナスカの模様

凍った湖面をキャンバスに=世界最大地上絵、ギネス記録に認定

ナスカの地上絵だと思う人もいるかもしれませんが、違います。これは、アメリカ人のジム・デネヴァン(Jim Denevan)さんがビーチキャンバスに、海から流れてきた枯れ木を筆にして砂の上に描いた絵。サンド・アーティストととして知られていますが、時には凍った湖面をキャンバスにすることもあります。彼はこの大きな作品を制作するために、上空から見て全体像をとらえます。

デネヴァンさんがサンド・アートを始めたのは、20年前。幾何学模様を描くために、1日7〜8時間ビーチを歩き回ることもあるとか。距離に換算すれば、約48キロもの歩行になります。満潮になる前に作品を完成させなければならないので、のんびりと歩くことはないそうです。 

2010年3月、デネヴァンさんはロシアのバイカル湖(Lake Baikal)の凍った湖面に約32キロ平方メートルの世界最大の地上絵を制作し、ギネス世界記録に認定されました。

(翻訳編集・豊山)