インタビュー:ノーベル経済学賞のセイラー氏、世界株高は「謎」
[ボストン 10日 ロイター] – 行動経済学の研究で今年のノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学のリチャード・セイラー教授は10日、ロイターの電話インタビューに応じ、実際の投資家の行動には戸惑っていることを明かした。
セイラー氏は、近年世界中で株価が着実な上昇を続けていることに触れて「わたしには謎だ。世界的に非常に大きな不確実性が存在する局面で信じられないほどボラティリティーが低いというのは、不思議なことに思われる」と語った。
一方でセイラー氏は、自身の研究分野が、物価や金利などに人間の心理がどのような影響を及ぼすかを究明する上でこれからもっと役に立てる可能性があると指摘。「私から見ると、行動経済学者たちはマクロ部門への貢献がまだ足りない」と述べた。
関連記事
中国製の電子たばこが、個人情報の流出や麻薬マネーの温床になっている可能性。米議員が「国家安全の問題」として政府に警告した
カンボジア国境の巨大詐欺拠点に「偽の警察署」。日本人の個人情報まで散乱。詐欺が工場のように運営していた現場が露出。
トランプ大統領は国家安全保障上の懸念を理由に挙げ、1月に行っていた警告を実行に移す形でイランとビジネスをする国に対しての関税徴収を命じた
トランプ政権によるインドへの報復関税撤廃と、エネルギー・農産物を含む5千億ドルの巨額貿易合意。インドによるロシア産原油の購入停止を条件に、両国の経済・安全保障上の連携強化が鮮明となった
米国務次官は、中国が2020年に秘密裏に核爆発実験を行ったと非難した。新戦略兵器削減条約(新START)の失効を受け、米国はロシアの違反や中国の軍拡を指摘し、新たな軍備管理枠組みの構築を提唱している